米国 Red Hat は現在、同社のフラグシップ OS である Red Hat Enterprise Linux(RHEL)6.4 のベータテスト段階にある。

RHEL 6.4 ではセキュリティが強化された他、仮想化において Microsoft の Windows Server との相互運用性を向上させている。Microsoft Hyper-V Linux ドライバーが RHEL に統合されるのだ。また、Microsoft Exchange と RHEL の提供するメール&スケジューラソフト「Evolution」との相互運用性も向上している。

Red Hat のプロダクトマーケティング担当上級マネージャである Ron Pacheco 氏は、InternetNews.com に対し次のように語った。

「Microsoft Hyper-V 用ドライバーの RHEL への組み込みは、以前から計画されていたものだ。Red Hat Enterprise Linux におけるこれまでの流儀に従い、我々はコード(ドライバーも含む)がアップストリームのコミュニティーで承認されるのを待っていた。このため、RHEL 6.4 での導入となった」

Microsoft はすでに今年の初旬にはメインストリームの Linux カーネルに対してドライバーを提供していた。このとき提供されたコードの量は膨大なものであったため、Linux foundation が発表している「2012 Linux Kernel Development」レポートでは、Microsoft が Linux に対するコード貢献企業の上位に入ったほどだ。

Pacheco 氏は、Hyper-V 関連作業の一部は Microsoft との共同作業でなされたと語った。

「Red Hat は Microsoft と協働し、Microsoft ドライバーから RHEL に組み込まれたドライバーへのアップグレードパスの検証を実施した。Microsoft も Red Hat も、両社の顧客が RHEL で提供されたドライバーを問題なく利用できるようにしたかったからだ」

Red Hat と Microsoft が仮想化で協働するのは、これが初めてというわけではない。両社は2009年には、Windows Server と RHEL の間での仮想化相互運用で協定を結んでいた。

Sean Michael Kerner
Sean Michael Kerner は、InternetNews.com の主任編集者。

(この記事は、12月4日付け英文記事の抄訳です)