Amazon.com の関連会社 Amazon Web Services(AWS)は、ペタバイト規模のクラウド DWH(Data WareHouse)サービス、「Amazon Redshift」の限定プレビューを発表した。

Redshift であらゆるサイズのデータセットをコンピュータで分析する際、既存の SQL ベースの BI ツールを使用しながら、クエリー性能速度を増加させることができる。

Redshift クラスタは、AWS Management Console で数回クリックするだけで起動でき、数百ギガバイトからペタバイト以上までスケールできる。また、年間料金は1,000ドル以下と、既存の DWH ソリューション価格の10分の1だそうだ。

オンプレミスの DWH では、特に大きなデータセットの管理に膨大な時間とリソースが必要だ。また、ローディング/モニタリング/チューニング/バックアップの取得/障害からのリカバリ作業は複雑で、時間がかかる。さらに従来の DWH は、構築/管理/増加にかかるコスト負担は膨大である。

Amazon Redshift は、容量のプロビジョニング、クラスタの監視およびバックアップ、パッチの適用、アップグレードまで、DWH の設定/運用/スケールに必要な作業をすべて管理する。クラスタをスケーリングする操作はシンプルで、ダウンタイムが発生しない。また、継続的にクラスタ状況を監視し、必要なコンポーネントを自動的に置換する。

AWS のデータベースサービス担当 VP、Raju Gulabani 氏は次のように述べている。

「過去2年に渡り、最も頻繁に顧客から受けた要望は、AWS が DWH サービスを構築することだった。企業は、DWH への高額な支払いに嫌気がさしており、中小企業は収集した膨大な量のデータを分析する余裕がなかった(多くの場合、データの95%を無駄にしている)。顧客は、クラウドでは、データの収集、保存、分析をより簡単に低価格でできることを知っているため、このことを不満に思っていた。Amazon Redshift は、DWH のコストを大幅に削減するだけでなく、膨大な量のデータを迅速に分析できる。実際のパフォーマンスは、顧客固有のクエリー要件によって変化するものの、社内テストによると、通常のリレーショナル DWH と比較すると、10倍以上パフォーマンスを改善した。低コストで迅速にペタバイトのデータを分析する機能は、顧客のビジネスを変えるだろう」