Firefox 18 の Beta 版が11月26日に公開された。このバージョンは、米国 Mozilla がこれまでにリリースした中で最速の Web ブラウザになりそうだ。

Firefox が高速化された理由は、新技術「IonMonkey」によるところが大きい。IonMonkey は、Mozilla による最新の JavaScript エンジンであり、JaegerMonkey や SpiderMonkey の後継となるもの。Mozilla によれば、IonMonkey は JaegerMonkey や SpiderMonkey よりも最大で26%の高速化がなされているという。

JavaScript を高速化させる「Monkey」シリーズは、Mozilla が2007年から取り組んできたものだ。

私が Mozilla に対し IonMonkey とは何かと尋ねたところ、Mozilla エンジニアリングディレクターである Dave Mandelin 氏は次のように回答してくれた。

「IonMonkey は、Firefox での JavaScript 処理をより効率的に行うものだ。IonMonkey により、FIrefox は Web アプリやゲーム、それに JavaScript がふんだんに利用されている Web ページで、より高いパフォーマンスを発揮できるようになる」

IonMonkey が Google による V8 より高速なのかどうかはわからない。だが、Web の世界で JavaScript への依存がますます高まるなか、その処理が高速化されるのは良いことだろう。

一方、JavaScript や他の最新の Web テクノロジーでは、ますます多くのメモリーが要求されるようになっている。その状況下で、Mozilla が Windows 向けに64bit 版の Firefox を提供していないことは、私には理解ができない。32bit 版 OS では利用可能なメモリーサイズに制限があり、4GB までしか扱えないのだ。

Mozilla は、Linux 版の Firefox では64 bit 対応版を提供している。もし利用者がメモリー制限のない環境で最速の Firefox を試したいのであれば、Linux 版 Firefox の使用をお勧めする。

Firefox 18の最終安定版のリリースは、2013年第2週に予定されている。

Sean Michael Kerner
Sean Michael Kerner は、InternetNews.com の主任編集者。