1. Fedora 18

Linux ディストリビューションのなかには何があってもリリーススケジュールを忠実に守るものもある。だが Fedora はそうではなく、品質と安定性を求めてリリースを延期することが多い。

Fedora の開発者は延期の是非を巡って開いた11月1日の会議において Fedora 18ベータのリリース延期を決定した。ベータリリースを延期する判断は多数の重大なバグやアップグレードツールの問題が要因となったものだ。anaconda インストレーションツールには現在、リリースを進めるにあたって対処の必要な重大なバグが7つもある。

Fedora 18のリリース計画では当初、早ければ11月6日のリリースが予定されていた。

2. Tiny Core 4.7

Fedora の開発者がベータのマイルストーンを延期したまさにその日、TinyCore Linux の開発者である Robert Shingledecker 氏は Tiny Core Linux 4.7をリリースした。

Tiny Core は必要最小限構成の Linux ディストリビューションで、そのサイズや対象は Puppy Linux に近い。

プロジェクトページには、次の記載がある。

「Core v4.7の大きなテーマが『core』GUI プログラムの大幅な改良だった。このリリースでは、SCM のオンデマンドメニューとアイコンの支援を目指したオンデマンドシステムの大幅な見直しが新しい。コントロールパネルにある filetool の Backup/Restore GUI は拡張され、ファイルやディレクトリ、そしてバックアッププロセスの表示オプションも簡単に追加できるようになった。オンデマンドを使い、ブート時に不要な項目を排除したことでブート時間が短縮されている」

3. ARM 版 Linux

先ごろ Linaro Enterprise Group(LEG)が設立され、ARM ベースのアーキテクチャを持つ Linux の拡張作業が拡大された。

LEG には AMD、Applied Micro Circuits Corporation、Calxeda、Canonical、Cavium、Facebook、HP、Marvell、そして Red Hat がメンバーとして参加している。同団体では ARM 版 Linux サーバの開発加速を重要な目標として掲げている。

Linux Foundation 事務局長の Jim Zemlin 氏は次のように語っている。

「モバイルや組み込みからクラウドまで、Linux はコンピューティング関連のあらゆる分野の技術革新を推進している。Linaro によるエンタープライズ関連の取り組みは、ソフトウェアエンジニアをまとめて ARM サーバ用 Linux の開発加速を支援することになり、新しいサーバに重点を置く新団体がこれらの分野で Linux を進化させ、世界中の Linux ユーザーに新たな選択肢を提供するようになると確信している」

Sean Michael Kerner
Sean Michael Kerner は、InternetNews.com の主任編集者。

(この記事は、11月5日付けの英文記事を翻訳編集したものです)