米国 Facebook は HTTPS を同 SNS サービスの北米でのデフォルトプロトコルとし、利用者のセキュリティを強化すると発表した。だがこの移行により、Facebook サイトの速度が低下したと感じる利用者もでてくるかもしれない。

InformationWeek は次のように伝えている。

「Facebook は同 SNS サイト内のすべてのページへのアクセスで、SSL/TLS 暗号化に対応した HTTPS をデフォルトのプロトコルとした。Facebook プラットフォームエンジニアの Shireesh Asthana 氏は、Facebook 開発者フォーラムへの Blog 投稿で次のように述べている。

『今週、Facebook は HTTPS の採用を北米の利用者向けに開始した。その他の地域でも、近日中に開始する予定だ』」

CNN は、IT 技術に詳しくない一般利用者に向けて、HTTPS プロトコルを解説している。

「悪い点は、Facebook ページの反応が鈍くなること。良い点は、この変更によってオンラインでの情報漏えいを防げる可能性が高まることだ。Facebook の Blog 投稿によれば、同 SNS サービスは北米の利用者を、現在よりもより安全だが Web 閲覧速度を遅くさせる傾向を持つインターネット接続へと移行させようとしている。移行は北米以外の地域でも近日中に実施されるようだ。HTTPS と呼ばれるこのプロトコルは、セキュリティのより低い HTTP とは異なり、クレジットカード情報やパスワードなどの入力が必要なサイトで利用される接続方式だ」

TechCrunch
は次のように論評している。

「10億人の個人情報を扱うとなれば、セキュリティが重要なのは当然のことだ。だが、Facebook は速度を犠牲にすることを恐れていた。このため、Facebook は2年間かけてインフラを整備し、今週開始した HTTPS への移行における速度低下を最小限に抑えた。利用者は、速度を重視したい場合には、HTTPS をオプトアウトすることもできる」

InfoWorld は、HTTPS プロトコルのメリットについて触れている。

「過去数年にわたり、セキュリティの専門家やプライバシーの擁護団体は、Facebook はデフォルトで HTTPS を利用可能にするべきだと主張していた。HTTPS を利用すれば、アカウントハック攻撃を防げるからだ。また、特定の国家の政府による Facebook ユーザーの監視活動を止めさせることも可能になる」