インテルは11月12日、HPC 新時代を切り拓く「Intel Xeon Phi」コプロセッサを発表した。

Xeon Phi は、製造/医療・ライフサイエンス/エネルギー採掘シミュレーションなどの分野向けに並列性能をもたらすコプロセッサ。高並列化アプリケーション向け。Intel MIC(Intel Many Integrated Core)アーキテクチャをベースにしており、既存の Xeon E5-2600/4600 との相乗効果で、エクサスケール級のコンピューティングを切り拓くと考えられている。

Xeon E5 ファミリーは、TOP500 システムにペタスケール級の性能を提供している、HPC のペタスケールシステムの原動力となるプロセッサ。

高速演算処理とシミュレーションは、HPC と分析業務の需要をさらに拡大させた。たとえば、正確な気候パターンの予測、エネルギー資源の効率的な採掘、疾病に向けた新薬の開発など、ビジネスや研究で直面する様々な課題における意思決定などがあげられる。

Xeon Phi は、ワット当たりの性能やその他の革新的な特長を備えており、このような課題に確実に対応する、と同社ではみている。

Xeon Phi は22nm(ナノメートル)プロセス技術と 3次元トライゲートトランジスターを採用しており、Xeon Phi 3100 と Xeon Phi 5110P の2つの製品ファミリーを展開する。

Xeon Phi 3100 製品ファミリーは、科学生命/ライフサイエンスアプリケーションや金融工学シミュレーションなど、演算処理中心のワークロード向け。倍精度演算性能は 1,000GFP(1TFP)以上で、帯域幅 240GB/秒の GDDR5 メモリーを最大 6GB 搭載するほか、ECC(Error Correction Code)などの新機能を備えている。TDP(熱出力設計)300ワット内で動作する。

Xeon Phi 5110P は、パッシブ冷却のもと TDP 225 ワットで動作する。高密度コンピューティング環境として理想的な電力効率で、デジタルコンテンツ制作やエネルギー採掘シミュレーションなど、様々な HPC ワークロードを低電圧で動作させることができる。

倍精度演算性能は 1,011GFP(1.01TFP)に達し、より高帯域幅の 320GB/秒の GDDR5 メモリーを 8GB 搭載する。

Xeon Phi を搭載した製品を出荷予定のハードウェア・メーカーは、エイサー、Appro、エイスース、ブル、Colfax、Cray、デル、Eurotech、富士通、日立製作所、HP、IBM、Inspur、NEC、クアンタ、SGI、Supermicro、Tyan など、50社以上を予定している。

インテル、新アーキテクチャー Xeon Phi コプロセッサーを発表
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