日本 IBM は、ハードウェアを柔軟に組み合わせて活用できるブレードサーバー「IBM Flex System」で、新たに IBM の最新技術を搭載したコンポーネントを発表した。また、管理や構成を容易にするための機能も強化されている。出荷は12月3日から順次開始される。

IBM Flex System に最新機能を搭載、 仮想化、クラウド環境の運用効率を向上
「IBM Flex System」

多くの企業では、ITの効率化を図るために、仮想化技術を活用したシステム基盤の統合に取り組んでいるが、IT の運用管理は複雑化し、IT インフラコストは増大している。今回、発表されるコンポーネントや機能が、この課題の打開策となるという。

これらのコンポーネントや機能は、「IBM PureFlex System」にも組み込んで提供される。Flex System では、サーバー、ストレージ、ネットワーク、統合管理ソフトウェアなどを柔軟に組み合わせることができるのに対して、PureFlex System は、最適なハードウェア構成をあらかじめ統合したシステム基盤。

今回発表する主なハードウェアコンポーネントとソフトウェアは、管理ソフトウェア「IBM Flex System Manager」「IBM Flex System V7000 ストレージノード」「IBM Flex System p260 コンピュートノード」「IBM Flex System Fabric EN4093R 10Gb Ethernet Scalable Switch」など。

内蔵 V7000 ストレージに搭載された「リアルタイムデータ圧縮」では、パフォーマンスに影響を与えず、最大80%のデータを圧縮し、同じ物理ディスク容量に最大5倍のデータを保管できるようになる。さらに IBM System Storage Easy Tier によってソリッドステートドライブ(SSD)を活用、ストレージ全体のパフォーマンスを最大200%向上させた。

オプションの管理ソフトウェア「IBM Flex System Manager」は、「構成パターン」機能の活用により、OS が未導入であるコンピュートノードに仮想化ハイパーバイザーを導入したり、導入済みの仮想化ハイパーバイザーを別のハイパーバイザーへ変更できるよう、機能を強化した。さらに、スマートフォンなどのモバイルデバイスから管理できるようになった。

「IBM Flex System Manager」
「IBM Flex System Manager」

Flex System の最小構成価格は、122万100円(総額)。また、「Flex System 仮想化乗換えキャンペーン」が、2013年3月7日まで実施されている。他社機で構築した仮想化システムから Flex Systemによる仮想化環境に乗り換える場合、IBM ダイレクト通常販売価格から割り引いた特別価格で導入できる。