NEC は、IA サーバー「Express5800」シリーズに、従来機から処理性能を大幅に向上させたラック型サーバー「Express5800/HR120a-1」の販売を開始した。希望小売価格は140万円(税別)から。出荷開始時期は2013年2月下旬となる。
NEC、Xeon Phi 搭載でビッグデータを高速処理するラック型サーバーを発売
「Express5800/HR120a-1」

同製品は、インテル Xeon E5-2600 を2個まで搭載できる。さらに、インテル Many Integrated Core(MIC)アーキテクチャに対応し、4スレッド対応コアを50個以上搭載できる補助処理装置 Xeon Phi コプロセッサを PCI ボードに最大2枚まで搭載できる。これによって、1サーバーで最大520スレッドを同時並列処理できるようになった。

Xeon Phi では、従来と異なり、処理データを、PCI ボードに搭載するアクセラレータにメモリを経由せずに直接通信させることができる。これにより、データ処理における遅延時間を大幅に短縮した。また、NEC 独自の「シンメトリックアーキテクチャー」を採用、コプロセッサ当たりの I/O データ通信帯域を広げ、データアクセスを高速化した。処理性能は従来機比で最大15倍になったという。

Intel Xeon Phi コプロセッサ
Intel Xeon Phi コプロセッサ

これらパフォーマンス性能の向上により、システム全体として必要なサーバー台数を大幅に削減できるので、TCO もまた削減できる。また、新製品は x86 アーキテクチャで利用されているアプリケーション開発環境に対応しているため、並列化の際に、新たな開発環境の整備や教育などが不要となり、アプリケーション開発費用を最小限に抑えられる。