ウィスコンシン州地方裁判所判事 Barbara Crabb 氏は、Google 傘下の Motorola Mobility を相手取った Apple の訴訟を棄却した。Apple は Motorola に対し、同社が FRAND ライセンスにおける適正レートを上回る不当に高いライセンス料を要求しているとして訴訟を起こしていた。

Reuters は今回の件を次のように伝えている。

「Apple が Google 傘下の Motorola Mobility が特許権を乱用しているとして起こした訴訟は月曜日、裁判が開始される数時間前に棄却された。スマートフォンの特許戦争を優位に進めることを狙った Apple の試みは、敗北に終わった」

BBC は、次のように伝えた。

「Motorola は Apple 製品価格の2.25%を特許の使用料として求めていたが、Apple はこれを高すぎるとしていた。先週、Motorola は裁判所に対して適正なライセンス料を設定するように申し立てをしたが、Apple はデバイス1台あたり1ドル以上は支払わないとしていた」

FOSS Patents は、Apple がライセンス料を iPhone 1台あたり1ドルを超えない範囲とするよう裁判所に求めたことが、Apple に不利に働いたと説明する。

「事態は当初、Apple 有利に進んでいた。≪中略≫ だが Apple が Motorola の動きに反発し、特許使用料が iPhone 1台につき1ドルを超えない場合に限って裁判所の決定に従うという立場を取り始めたとき、Barbara Crabb 判事は Apple に対して否定的な反応を示した」

All Things D は、Motorola の広報担当者の発言を引用している。

「Motorola は、裁判所が Apple の請求を棄却したことを喜んでいる。Motorola はこれまで、保有する特許ポートフォリオのライセンスを業界標準に沿った適正でかつ非差別的なレートで提供してきた。我々はまだ、Apple との間で合意に達することに関心を持っている」

Apple は同裁判所に対して異議申し立てを行うことはできるが、別の裁判所で同じ訴訟をすることはできない。