NEC は、SAN 対応ストレージ製品「iStorage M シリーズ」の最上位機として、仮想化対応や拡張性に優れたミッドハイレンジモデル「iStorage M700」の販売を日本で開始した。この製品は順次、北米/南米、アジア、欧州でも販売される。

iStorage M700 では、NEC の独自技術で処理性能を向上、ストレージ内データの自動最適配置を実現した。仮想環境やミッションクリティカルな業務システム、プライベートクラウドなどに最適な製品だそうだ。

価格は1,765万円から。2013年1月21日から出荷を開始する。デュアルコントローラ構成で、1G iSCSI×4、キャッシュ 48GB、2.5型 300GB HDD×3台、ディスクエンクロージャ。

従来製品に比べて CPU 数を2倍、内部バス帯域を4倍に強化して高速処理性能を強化した。複数の I/O 命令をまとめて高速に処理する RAID アクセラレータ技術を、NEC が独自に開発、ストレージ内部処理を多重化した。これらにより、性能を従来比約3倍にした。

48個のホストポートを搭載し、ストレージ容量は従来比2.5倍となる最大 2.2PB まで拡張できるので、多数のサーバーを接続、大容量データを格納できるようになった。

オプションの「データ最適配置機能」では、アクセス頻度やデータの特性に応じて、自動的に最適な記憶領域にデータをブロック単位で移動できる。これにより、仮想化領域ごとに異なる性能(応答性能やバッチ処理性能)が必要な複数の特性を組み合わせるシステムで、ストレージの性能設計が難しい場合でも、事前の設計や稼動後の性能チューニングに手間をかけず、自動で最適化される。

NEC、仮想化環境向け SAN ストレージのミッドハイレンジモデルを販売
自動最適配置の仕組

また、オプションの米国国防総省方式に準拠したセキュアイレース機能では、ストレージ内のデータを完全消去できる。ストレージを再利用するデータセンター事業者などは、消去ミスによる情報漏えいのリスクを心配せず、安心して使用できるそうだ。
「iStorage M700」
「iStorage M700」