さまざまな製品の分解/修理マニュアルを公開している米国 iFixit は、米国 Microsoft のタブレット端末「Surface」を実際に分解し、分解手順などを公開した。iFixit は分解/修理のしやすさを「Repairability Score」という10段階スコアで評価しており(1が最も難しく、10が最も簡単)、Surface のスコアを4とした。その理由は、半田付けされていない部品がいくつもあり、バッテリが取り外しやすいものの、背面パネルを外すことが極めて困難で、融着した状態の LCD パネルとガラスがケースに接着されているなど取り外しが非常に難しいためという。

ちなみに、Surface と比較対象とされる他社製タブレットの Repairability Score は、「Kindle Fire HD」および「Nexus 7」が7で、「(第3世代)iPad」(関連記事)が2だった。

iFixit が Microsoft 製タブレット「Surface」を分解、背面パネルと LCD パネル/ガラスの取り外しが困難
分解しきった Surface

Surface は、Microsoft が自社開発したタブレット端末。現在は、ARM 版 Windows 8 「Windows RT」を搭載する廉価モデルと、Intel 版 Windows 8 Pro 搭載モデルの2種類を用意している。10月に購入予約の受付を開始し、最廉価モデルは予約受付の開始当日に完売したという(関連記事)。

iFixit によると、Surface の構造に関する設計思想は iPad/Nexus/Kindle 各シリーズのデバイスとまったく異なるそうだ。カバーを開けてまず目につくのは、「Surface」とだけ印字された不正開封を防止するためのシール。このシールは複数のモジュールにまたがって貼り付けられており、破らずに分解を進めることができなかった。

不正開封を防止するためのシール
不正開封を防止するためのシール

開けたところ
開けたところ

バッテリは接着されているものの、周囲から“こじる”ように持ち上げることで比較的簡単に外せる。出力電圧は7.4V、容量は 31.5Wh で、韓国 Samsung Electronics 製。

バッテリの取り外しは容易
バッテリの取り外しは容易

そのほかの主なコンポーネントは、プロセッサが動作周波数 1.4GHz の「NVIDIA Tegra 3」、RAM が 1GB で米国 Micron Technology 製、フラッシュ メモリーはサイズが 32GB で Samsung 製 NAND 型。

マザーボード 裏面(下)はチップ実装がなく、2つ Wi-Fi アンテナがある
マザーボード
裏面(下)はチップ実装がなく、2つ Wi-Fi アンテナがある

ドーターボード
ドーターボード