米国 Microsoft は今日、New York で Windows 8 の大規模な発表イベントを実施した。驚いたことに、この私にも招待状が届いていた。私は参加しなかったが、私のような Linux ユーザーはみな、Microsoft に感謝をしている。Windows 8 は Linux にとって本当に素晴らしい贈り物だ。

Windows 7 は Windows XP の外見や使い心地、それに全体としてのユーザー体験を向上させたもので、Windows の膨大なユーザーベースをしっかりと継承することに成功した。だが、Windows 8 はそうではない。

私はここ数か月 Windows 8 プレビュー版ユーザーのサポートをしていたのだが、その経験から Windows 8 がこれまでの Windows とは全く異なるもので、既存の Windows ユーザーにも使いこなせないものであることが良くわかった。いまでもデスクトップユーザーの多くは、Windows を使い続けたいと思ってはいる。だが、Windows 8 はタブレットでは有効であっても、デスクトップユーザーには使いづらいものだ。私が見た限り、Windows 8 で最も頻繁にクリックされたアプリは「デスクトップ」だった。人々は従来の Windows 体験を取り戻したいと考えているからだ。

これは、Linux にとっては、絶好の機会だ。

Linux はすでにデスクトップの進化を完了している。個人的には Shell も Unity も好きではないが、それでもかつての Linux や Windows 8 に比べれば、今日の Linux は利用者に対してより優れたデスクトップの選択肢を与えてくれる。Windows 8 で大規模な変更があり、Microsoft のユーザーが Windows からの離反を始めている今、Linux は Windows の代替として浮上できるはずだし、また、そうでなければならないだろう。

残念だが、大手 Linux ベンダーでこのメッセージを強く打ち出しているところはない。だが、私は多数の IT コンサルタントなどがこのメッセージを強力に打ち出していることは知っている。Linux は、Windows 8 が嫌で、Mac を買う予算はなく、Windows 7 の利用を継続したくはないという利用者のもとに入り込んでいくだろう。これは以前、多くの Linux ユーザーが夢見た空想の物語ではない。現実の話だ。

Windows 8 は20年も続いた Microsoft によるデスクトップ支配を終わらせるものになるだろう。2013年が Linux デスクトップの年になるとは言わない。だが利用者が、Windows 以外にも選択肢があると気付く年になるのは確かだ。

Sean Michael Kerner
Sean Michael Kerner は、InternetNews.com の主任編集者。