クリーンテクノロジーの米国 Infinite Power Solutions(IPS)は、製造コストが低く、エネルギー密度高い、新しい充電式全固体電池技術を発表した。

米 IPS、低コストで高エネルギー密度の充電式全固体電池技術を発表
製造コストが低く、高エネルギー密度を実現した電池技術を開発

今回開発された高エネルギーセル(HEC)技術は、高出力、超低自己放電率、長寿命で恒久的に実装できる、4V で再充電できる化学的構造を持つ技術。既存の薄膜技術よりセル容量が大きいため、コイン電池などの従来型の電池形式、医療用、工業用、家庭用電子製品に用いられる専用の形やサイズの電池に代わり、低コスト、高容量、小型の再充電できる電池となるものだという。

HEC 技術の体積エネルギー密度は、パッケージに収めた状態で 1,000Wh/l 超、性能指数においても直径20ミリ、厚さ約1ミリの円形セル1個の1回の充電サイクルで 85mAh という容量を実現している。

全固体型の HEC 技術の出力は、電流密度 1mA/cm2 で定格出力の約70%(700Wh/l)であり、リアルタイムクロック(RTC)やメモリバックアップ電源といった多くの用途に適した容量/電流性能であり、Li/MnO2 の化学構造を使用した既存の ML414 セルと比べてエネルギー密度、出力量ともに5倍を誇るという。

現在、この技術は、開発者の Neudecker 博士をはじめとする研究チームが最適化しており、2014年までにこの技術を活用した規格品の開発を目指している。