Utuntu 12.10「Quantal Quetzal(量子のケツァール)」リリースが10月18日に公開された。同リリースでは、Ubuntu Enterprise Cloud(UEC)が OpenStack Folsom リリースへとアップデートされ、クラウドプラットフォームとしてより進化した OS となっている。

Folsom は9月下旬に OpenStack コミュニティーからリリースされたばかり。Ubuntu は、正式な製品の一部として Folsom をバンドルする最初の大手 Linux ベンダーの1つとなった。

Folsom での重要な拡張は「Quantum」ネットワークプロジェクト。これはクラウドのデプロイで使用されるソフトウェア定義ネットワーク(Software-Defined Network:SDN)アーキテクチャーを提供するものだ。Canonical の CEO である Jane Silber 氏は声明の中で次のように述べている。

「Ubuntu Server は、OpenStack のリファレンス OS となっている。これは OpenStack を運用する上で Ubuntu ほど適した OS は他にないことを意味している」

Ubuntu は OpenStack のオーケストレーション用に「Juju」と呼ばれるツールを提供する。今週米国 San Diego で開催された OpenStack Summit の基調講演では、Mark Shuttleworth 氏が12.10 で新しくなった Juju を紹介した。同氏は Juju を使い、OpenStack の前バージョンである Essex を、最新の Folsom へとわずか3分でアップグレードして見せたのだ。

Ubuntu 12.10 リリース公開―OpenStack Folsom を搭載し、より進化したクラウドプラットフォームへ
OpenStack Summit で講演する Mark Shuttleworth 氏

セキュリティに関しては、Ubuntu 12.10 は Intel の Open Attestation (OAT)をサポートする。OAT は OpenStack クラウドで、暗号化された署名鍵による認証を可能にする。

ARM 対応

Ubuntu は ARM システムアーキテクチャを2011年からサポートしている。12.10リリースにおいては、Ubuntu Metal-As-A-Service(MAAS)で、Calxeda ARM のベアメタルデプロイに対応している。

Calxeda は、HP を含む多くのパートナーを獲得しているスケールアウトアーキテクチャだ。

Sean Michael Kerner
Sean Michael Kerner は、InternetNews.com の主任編集者。