1. Ubuntu に Amazon 検索結果を統合

Linux Planet でここ数週間大きな議論を呼んでいるテーマの1つに、Amazon の検索を Ubuntu に統合することにした Canonical の判断がある。

【LinuxTutorial】Linux ニューストップ3:Ubuntu に Amazon 検索結果を統合、SUSE の新しい管理ツール、MATE を搭載した Sabayon 10
Ubuntu 12.10

まもなく登場する Ubuntu 12.10リリースでは、Amazon の検索結果が Dash のホームレンズに統合される。だが、これでは Amazon が Ubuntu デスクトップに広告を表示できることになりはしないだろうか? Mark Shuttleworth 氏はそうは考えていないようだ。同氏は、Blog に次の投稿をしている。

「Ubuntu に広告を表示するのではない。Canonical はオンライン検索を Dash のホームレンズに統合するが、Amazon はこれに関して費用を支払ってはいない。単に Amazon の検索結果を、Ubuntu の検索に表示するだけだ」

Shuttleworth 氏は100件を超えた Blog コメントに対して、Ubuntu が Google 検索を排除しようとしているのではないことにも触れた。

「Web を検索したいのであれば、自分の好きなブラウザで Google を使うのがベストだ。Dash が Amazon で検索するのは、Amazon のサイト内にあるアプリや商品だけだ」

Shuttleworth 氏はまた、Dash レンズに Amazon 検索の結果を組み込んでも Ubuntu ユーザーのプライバシーが危険にさらされることはないとも語る。

「Canonical は利用者のデータや関心の対象、友人関係などを Amazon に売り渡すような真似はしない。個人的に、そのようなやりかたは嫌いなので、私は Facebook を使っていない。私は、Facebook がやってるようなことをしなくても、Ubuntu を素晴らしいものにできるという自信がある」

2. SUSE の新しい管理ツールと、openSUSE の新幹部

SUSE 周辺も忙しかった。同 Linux ベンダーはフロリダで SUSEcon イベントを開催し、新しい管理製品に加え、openSUSE プロジェクトの新しい幹部も披露した。

SUSE Manager 1.7は同社の Linux サーバ管理技術の最新リリースだ。SUSE Manager は Red Hat 主導で始まったオープンソースの Spacewalk の取り組みをベースに構築されている。SUSE Manager は SUSE Linux、openSUSE、そして Red Hat ベースのディストリビューションをはじめとする各種 Linux サーバの管理を目標にしている。

SUSEcon ではほかにも、SUSE が openSUSE プロジェクトの新理事長を発表した。Allan Clark 氏の後任として Vincent Untz 氏が就任。Clark 氏は、OpenStack Foundation の理事長に就任した。Untz 氏はこれまで freedesktop.org のコミュニティーや GNOME Foundation で積極的な活動をしてきた。Untz 氏は声明で次のように述べている。

「openSUSE の理事会に入り、コミュニティーの役に立てるようになれたことをうれしく思っている。われわれは現在転換点にいる。急速な成長を受け、協力方法の改善に関して多くの議論が生まれている。openSUSE にかかわるのに今は非常に刺激的なタイミングだ。コミュニティーの役に立てるようになることを心待ちにしている」

3. Sabayon Linux 10

Ubuntu や SUSE ほど知名度はないものの、Sabayon Linux も独自の味わいがあり、熱心な支持者を抱えている。Sabayon は Gentoo Linux を一般消費者にも利用しやすいものにするために始まったものだが、いまではそれ自体無視できないものへと進化している。

Sabayon 10の新機能の1つが MATE GNOME 2フォークの完全統合だ。

Sabayon 10のリリース発表には次のようにある。

「多くの人が GNOME 2の復活を望んだので、ここにそれを実現した。MATE をユーザー全員に提供し、正式にサポートを開始できることはこの上なくうれしい」

Sean Michael Kerner
Sean Michael Kerner は、InternetNews.com の主任編集者。

(この記事は、9月24日付けの英文記事を japan.internet.com 編集部が翻訳編集したものです)