九州大学情報統括本部キャンパスクラウド事業室は、学内の研究者/学生にネットワーク経由で IT リソースを提供するための基盤「キャンパスクラウド」を構築し、10月12日にサービスを開始した。これにより、研究者向け IaaS サービスと、学生向け仮想デスクトップサービスの2種類のサービスが開始された。

九州大学が「キャンパスクラウド」基盤を構築、研究者/学生向けクラウドサービス開始
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研究者向けサービスでは、「Citrix CloudStack」をクラウド基盤ソフトウェアとして採用し、用途に合わせた仮想サーバーを提供する。研究者は、複数のサーバーをまとめたクラスタパッケージによる MPI(Message Passing Interface)環境や Web サーバー、複数種類のクライアント OS 環境が利用できます。また、Hadoop など仮想サーバー上では本来の性能が発揮しにくい分散処理環境を利用する場合には、物理サーバーの選択もできる。

また、学生向けサービスでは、授業や演習などで利用するデスクトップ環境とアプリケーションソフトウェアを、教室や研究室、自宅などから利用できる「クラウド型仮想デスクトップ環境」を提供する。これにより、学生は最適な学習環境で授業や演習に取り組むことができる

なお、「キャンパスクラウド」は、日立が構築したサービスで、サーバー側のシングルサインオンを実現する「uCosminexus Secure Unify - SSO」を採用している。また、OSS「Shibboleth(シボレス)」を利用して構築された九大の学内システム認証基盤と連携しており、学内のポータルページからシングルサインオンで容易にクラウド利用の手続きができるようになった。