パナソニックは、2012年11月14日早朝にオーストラリア北部で観測可能な皆既日食のようすを、現地からライブ映像配信サービス「Ustream」で生中継する。中継用機材の使用に必要な電力は、全て太陽光発電でまかなう。中継は日本時間3時30分から7時まで行う予定。中継プロジェクトの状況は、公式 Facebook ページ公式 Twitter アカウントで随時発信していく。ライブ中継は、同 Facebook ページでも視聴可能。

パナソニック、11月14日の皆既日食を太陽光発電のみで USTREAM 生中継
オーストラリアの皆既日食をライブ映像配信

中継システムで使う電力は、あらかじめ9枚の「HITR太陽電池パネル VBHN235SE10」で発電し、30台の「ポータブル電源 CB-LS01H」に充電しておく。撮影は、フルハイビジョン ムービー対応のカメラ「LUMIX GH2」6台で行う。

中継場所は、オーストラリアのケアンズ。中継当日の日本時間によるスケジュールは以下の通り。括弧内は現地時間表記。

・中継開始:3時30分(4時30分)
・食の始め:4時44分54秒(5時44分54秒)
・皆既の始め:5時38分45秒(6時38分45秒)
・食の最大:5時39分36秒(6時39分36秒)
・皆既の終わり:5時40分26秒(6時40分26秒)
・食の終わり:6時40分14(7時40分14秒)
・中継終了:7時(8時)

なお、パナソニックが太陽光発電による電力だけで日食をライブ中継したのは、2012年5月に富士山の山頂から行った金環日食中継に続き2回目。前回の中継では、Ustream で全世界142か国、約20万人が視聴したという。

日食は太陽と地球のあいだを月が横切ることで太陽が月に隠され欠けて見える天体現象。太陽の一部が隠されると部分日食、今回のように全体が隠されると皆既日食になる。また、月の見かけの大きさが小さく太陽がリング状に隠される金環日食が起きる。皆既日食では、太陽の光球全体が月に隠されるため、普段は特殊な装置を使わないと見ることのできないコロナやプロミネンス、ダイヤモンドリングなどが観測できる。

日食のうち皆既日食はとくに珍しい現象で、観測可能な範囲が非常に狭い。トリップアドバイザーが公開しているインフォグラフィック「世界日食観察マップ(2012-2025)」によると、2025年までに全世界で観測できる皆既/金環/金環皆既日食は20回で、そのうち皆既日食は10回のみ。

世界の日食観察マップ
世界の日食観察マップ
(出典:トリップアドバイザー)

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