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【Red Hat Summit】SAP:「我々は、オープンソースへと向かい始めた」

Sean Michael Kerner
2012年6月29日 / 12:00
 
 
膨大な数のプロプライエタリ アプリケーションを保有するドイツ SAP を、オープンソースと結びつけて考える人はいないだろう。だが、SAP Sybase CTO である Ifran Khan 氏は、人々のこの認識を変えたいようだ。Khan 氏は2012年6月27日、米国ボストンで開催中の Red Hat Summit で基調講演を行い、SAP のオープンソースとビッグデータに対する考えを述べた。

オープンソースへの取り組み

SAP を Red Hat と同じような意味でのオープンソース企業と見なすことはできない。だが、SAP はすでにオープンソースとの関わりに向け、着実な歩みを始めている。

「SAP は、すべてを社内で囲い込むことをやめ、オープンソースへと向かい始めた。我々は、いまではオープンを信じている」

Khan 氏は、SAP は Eclipse 開発コミュニティを含む多くの分野でオープンソースへの貢献を開始していると語った。Khan 氏のこの日の基調講演によれば、SAP のオープンソースへの取り組みは、急速に高まりつつあるようだ。

SAP はまた、開発者コミュニティに対してもオープンでありたいと考えている。Khan 氏は、他のアプリケーションと SAP アプリケーションとの接続性を提供する SAP Netweaver Gateway  の存在を強調した。このゲートウェイは、現在は Red Hat JBoss 拡張をサポートしている。

「Red Hat は、SAP にとって極めて重要なパートナーだ。Sybase においては、我々はすべての開発作業を Red Hat 上で行っている」

だが、Khan 氏は Red Hat Summit の聴衆に対して、SAP 最大のパートナーであり、Red Hat のライバルである SUSE Linux について触れることはなかった。SUSE は今月 SUSE Linux Enterprise Server for SAP をアップデートし、SAP アプリケーションの導入をより容易なものにしている。

ビッグデータ

Khan 氏はまた基調講演の時間を、ビッグデータに対する高まり過ぎた期待を冷ますためにも使った。Khan 氏は、「情報アルマゲドン」という考え方に批判的だ。そして、IT 組織が大量の情報を処理する方法は、いくらもあると述べた。一方、データの効率を高めることは、現在においても将来においても、企業が成功するために最も重要なであるとも語った。

データの取扱いでは、企業はデータ遅延のホットスポットに対する意識をさらに高める必要があるという。

「遅延時間が長ければ長いほど、情報の価値は薄れていく」

Sean Michael Kerner は、InternetNews.com の主任編集者。
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