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Red Hat CEO:我々は『情報化経済』の夜明けを迎えた

Sean Michael Kerner
2012年6月28日 / 10:50
 
 
 
製品紹介に過ぎない基調講演もあれば、学ぶことの多い刺激的な基調講演もある。米国 Red Hat CEO である Jim Whitehurst 氏が、現在ボストンで開催されている Red Hat Summit のオープニングイベントで行った基調講演は、後者だった。

【Red Hat Summit】Red Hat CEO:我々は『情報化経済』の夜明けにいる(そして、Linux はその夜明けを照らす太陽だ)
Red Hat Summit の基調講演で語る Jim Whitehurst 氏

Whitehurst 氏は3,000人を超える満員の聴衆に対し、産業の歴史について語り始めた。Whitehurst 氏は、産業革命が世界をどのように変えたのかを語り、現代の情報化時代との類似性を説明した。

「我々は、過去60年間『情報化時代』について語ってきた。だが、我々はいまや『情報化経済』の夜明けを迎えようとしているのだ。『情報資産』は、長い歴史の中でかつてないほど重要な価値を持つようになり、競争上の優位性は、物的資産よりも情報資産によって決定されるようになった」

産業化時代は1750年代に始まったとされるが、Whitehurst 氏はナットやボルトを製造できる旋盤が発明された1810年こそが重要なのだと主張した。旋盤の発明以前は、ナットやボルトは簡単には手に入らないものだった。だが、旋盤によりそれらが広く流通した結果、内燃エンジン、列車、そして自動車などが大量生産できるようになった。

「コンピューターの発明から60年が経ち、我々はやっとナットやボルトのような、標準化され、どこででも手に入る部品を手に入れた。それが『クラウドコンピューティング』だ」

Whitehurst 氏は、もしナットやボルトが特許で保護されており、ネジとドライバーを同じ店で購入しなければならなかったとしたら、ジェットエンジンは発明されなかっただろうと語る。そして、1851年の旋盤の発明が産業化時代に重要だったのと同様に、オープンソースと標準が、情報化経済にとって重要であると付け加えた。

「ナットとボルトは実にありふれたものだ。だが、それは現代の産業化社会を支えているという一面も持っている。クラウドも同じなのだ。クラウドは、コンピューティングをありふれたものに変えてしまう。だが、人々はクラウドという標準化された部品を手に入れることで、これを使って自分たちのやりたいことを何でも実現できるようになったのだ」

Sean Michael Kerner は、InternetNews.com の主任編集者。
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