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電池切れにさよなら!充電しないで使える「燃料電池」―新しいスタイルの「持ち運べる電源」

IT ライフハック
2010年1月15日 / 17:00
 
 
現在、携帯電話を中心とするモバイル機器は、ワンセグ、ゲーム、Web コンテンツの充実などにより、高機能・多機能化が進んでいる。一方で、こうしたモバイル機器の機能の進化により、電池切れは大きな悩みの種となっている。外出時にモバイル機器の電池切れで困った経験は、誰しもあるだろう。

電池切れ問題を解決する策のひとつが、充電しないで使える燃料電池だ。残念ながら、燃料電池を内蔵したモバイル機器はまだ試作の段階だが、モバイル機器を充電可能なモバイル燃料電池「Dynario(ディナリオ)」が東芝より製品化され、一般の人でも直販サイトから購入できるようになった。

そこで今回は、モバイル燃料電池「Dynario」にフォーカスし、理科系でない人にもわかりやすくまとめてみた。

■「Dynario」ってなに?
燃料電池は、化学反応によって電力を取り出す電池のことだ。モバイル燃料電池「Dynario」は、携帯電話などのモバイル機器向けの燃料電池であり、ダイレクトメタノール方式を採用した。

ダイレクトメタノール方式は、メタノールを燃料として発電する燃料電池の方式のひとつ。「Dynario」はリチウムイオン電池とのハイブリッド構造を採用し、専用燃料カートリッジから燃料を注入することにより発電を開始し、モバイル機器へ電気を供給することができる。

■どれくらい使えるの?安全性は?
「Dynario」では、専用燃料カートリッジからの燃料注入時間が約20秒で、1回燃料を注入すると携帯電話を約2回ぶん充電することができる。

東芝の技術資料によると、燃料に高濃度メタノールを使用する技術を開発したことで、燃料電池と燃料カートリッジの小型・軽量化を実現したそうだ。実際、大きさは約62(幅)×122(高さ)×29.1(奥行)mm、重さは約92gなので、持ち運びにも苦にならないだろう。

また安全性については、メタノールを少ない液量で発電できる独自のセル技術とともに、燃料をより均一に、かつ安定して発電部へ供給する機構の採用および独自開発の内蔵マイコンによるきめ細かな制御を行い、出力の安定化、信頼性の向上を図っている。

■今あるパソコンやケータイに使える?
「Dynario」の出力は、DC 5V 400mA なので、残念ながら一般のパソコンに使うことはできない。携帯電話については、東芝によって動作確認した機種一覧があるので、それが参考になるだろう。

機種一覧にない機種でも、DC 5Vで USB 端子から充電できる携帯電話であれば、「Dynario」を使える可能性は残されているが、同社の保証外だ。

モバイル燃料電池「Dynario」は電池切れの問題解決に向けた新世代のモバイル電源だ。今後、燃料電池を本体に内蔵した携帯電話やパソコンが登場すれば、燃料を注入することで電気を作り出し、充電時間ゼロという夢のモバイル環境が実現する。すでに試作品があることからも、燃料電池のモバイル機器の登場は、そう遠い話ではなさそうだ。

「Dynario」製品情報

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記事提供:IT ライフハック
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