Technology

テクノロジー

Sun、最新プロセッサ『UltraSPARC T2』の詳細発表へ

Andy Patrizio
2007年8月7日 / 12:40
 
 
プロセッサ業界で漫然としている企業がいないのは確かだ。IBM (NYSE:IBM)、Intel (NASDAQ:INTC)、AMD (NYSE:AMD) が、今年新プロセッサを投入するだけでなく、Sun Microsystems (NASDAQ:SUNW) も一歩も引かない構えを見せている。

Sun は自社サーバー製品用のプロセッサとして、AMD の『Opteron』と Intel の『Xeon』を採用する一方、自社製『SPARC』プロセッサファミリにもしっかり力を入れている。Sun は7日に『UltraSPARC T1』プロセッサの後継版となる『UltraSPARC T2』について、詳細を正式発表する予定だ。

同社によると、コード名『Niagara 2』として開発された UltraSPARC T2 は、これまで競争力の弱かった部分も含め、全面的に改善した製品だという。

Sun は製造プロセスを90ナノメートルから65ナノメートルに変更し、ダイの大きさを縮小しつつ、より多くの機能を詰め込んでいる。UltraSPARC T2 はサーバーシステムで重要な機能要素のすべて、すなわち演算処理/ネットワーク/セキュリティ/浮動小数点演算ユニット/入出力/高速化メモリアクセスを、単一チップ上に備える。

UltraSPARC T2 の演算コア数は、Intel の Xeon や AMD の次期サーバー用プロセッサ『Barcelona』の2倍にあたる8コアに及び、各コアで8スレッドの処理が可能だ。L2 キャッシュは、スレッドによる負荷増大に対応するため、4バンクから8バンクに増えている。

さらに UltraSPARC T2 の演算コアは、Sun のマルチスレッド技術『CoolThreads』により、それぞれ1スレッドあたりわずか2ワットで動作する。これに対し、Intel の Xeon は1スレッドあたり30ワット、IBM の『POWER6』は1スレッドあたり35ワットだ。

Sun にとってより重要な点は、UltraSPARC T1 最大の欠点だった浮動小数点演算性能を改善したことだ。これまで同社は、浮動小数点演算処理負荷の高い用途を求める顧客には、UltraSPARC T1 を推奨してこなかったが、UltraSPARC T2 でそれも変わる。

UltraSPARC T1 では、1つの浮動小数点演算ユニットを4つのコアで共有していた。しかし UltraSPARC T2 には、各コアに浮動小数点演算ユニットがあり、各ユニットの性能もこれまでより格段に向上している。Sun によると、新プロセッサの最大性能は、整数演算ベンチマークの『SPECint』および浮動小数点演算ベンチマークの『SPECfp』のいずれでも、IBM の最新プロセッサ POWER6 すらしのぐという。
【関連記事】
Sun、前年度の赤字から一転して2007会計年度は黒字計上
Sun、『JavaFX Script』言語のコンパイラを発表
Sun と Intel、協力関係の成果を通信業界に投入
Sun、『OpenSolaris』でバイナリパッケージ配布モデル採用へ
Sun、クラスタリング技術をオープンソース化へ

New Topics

Special Ad

ウマいもの情報てんこ盛り「えん食べ」
ウマいもの情報てんこ盛り「えん食べ」 「えん食べ」は、エンジョイして食べる、エンターテイメントとして食べものを楽しむための、ニュース、コラム、レシピ、動画などを提供します。 てんこ盛りをエンジョイするのは こちらから

Hot Topics

IT Job

Interviews / Specials

Popular

Access Ranking

Partner Sites