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『Longhorn』、一部機能を削ってでも出荷優先

Susan Kuchinskas
2004年4月12日 / 00:00
 
 
Microsoft (NASDAQ:MSFT) が革新的と謳う新版 Windows『Longhorn』の出荷予定は、当初から大きく遅れ、2006年にずれ込むことが確実になった。現在遅れた出荷予定に間に合わせるため、機能を縮小する作業が始まっているが、WinFS がその対象となるかもしれない。

『BusinessWeek』誌が入手した同社幹部らの社内メールによると、Microsoft は現在、Longhorn の出荷予定に確実に間に合わせるため、一部の機能を削る予定という。なお同誌報道によれば、社内メールでは Longhorn の正式出荷予定を、2006年前半としているという。

Longhorn のデータ保存とファイルシステムを担う『Windows Future Storage (WinFS)』は、先進的なファイル情報処理方法だ。Microsoft の『SQL Server』チーム担当副社長 Gordon Mangione 氏は、2003年10月の『Microsoft Professional Developers Conference』の席上で WinFS を先行発表し、WinFS の性能は、15年にわたる SQL Server データベース ツールの開発の歴史の中でも、最高レベルに属する成果と発言した。WinFS では、SQL Server の次期バージョン『Yukon』との相互運用を実現し、Longhorn にバンドルする SQL データベースを介して、パソコンに保存したデータを管理する。その目的は、Longhorn が複数の方法で情報を分類して、情報項目どうしを関連づけ、ユーザーがパソコン本体だけでなく、ネットワーク上でも統合的な検索とナビゲーションができるようにすることにあった。ところが Microsoft は、WinFS のネットワーク側面を削るようだ。

Microsoft のテクニカル エバンジェリスト Robert Scoble 氏は自身の Web ログの中で、この3か月は大変だったが、Longhorn チームは「とにかく出荷を優先しろ」というプレッシャーに応え、出荷予定に間に合わせるために全力を注いでいると述べている。

Scoble 氏によると、Microsoft は Longhorn の出荷予定日や機能に関して、発表をためらっているわけではなく、Longhorn チームにもまだわからないのだという。

Microsoft の広報担当者は、「Longhorn のように野心的なプロジェクトでは、タイミングや機能などに優先事項を置かなければならない。作業を進めていく中で、この優先事項を検討し直して、顧客ニーズに合致するために必要な調整を行ない、製品の品質を確保しなければならない。当初に想定した特定のシナリオからは、若干の縮小があるかもしれないが、こうした根本的なシステム コンポーネントが、Longhorn で実現する機能の中核ということに、変わりはない」と語った。
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