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IBM、省電力/高性能のマイクロプロセッサ製造技術を開発

Michael Singer
2004年2月18日 / 00:00
 
 
IBM (NYSE:IBM) は先ごろ、自社64ビットプロセッサ向けの3つの革新的プロセッサ技術を統合する製造技術を開発したと発表した。狙いは、高性能かつ省電力の多目的用途プロセッサ製品開発にある。

製造技術は、ニューヨーク州イーストフィッシュキルにある施設で開発したもので、業界で初めてシリコン オン インシュレータ (SOI)/ストレインドシリコン/銅配線の3技術を組み合わせたという。

同社によれば、年内にも90ナノメートル製造プロセスを用いて、プロセッサの量産を開始する計画。まずは、家電製品からスーパーコンピュータまで対応する64ビット製品『PowerPC 970FX』の生産で、新技術を導入するという。

970FX は、『PowerTune』と呼ぶ技術を採用している。同技術は、プロセッサの周波数と電圧を制御し、システム全体の最適化によって、省電力を実現する技術。

970FX は、64ビットアーキテクチャを持ちながら、32ビットコードにもネイティブ対応する。また対称型マルチプロセッサ (SMP) 構成に対応し、複数のプロセッサを連携して高性能を実現することも可能という。

IBM の新たな製造技術には、Apple Computer (NASDAQ:AAPL) をはじめとする企業の注目が集まっている。Apple は、最新式の高性能ラック搭載型サーバー『Xserve G5』に 970FX を搭載すると発表している。IBM フェローで、IBM Systems and Technology Group のチーフテクノロジスト Bernard S. Meyerson 氏は、「IBM の開発した技術採用で、ユーザーは性能を犠牲にすることなく、ますます需要の高まる省電力性を実現できる」と語った。

IBM によれば、970FX は熱の発生が少なく、さらに性能が高いことから、データセンターやスーパーコンピュータでの需要が広がっている Xserve に最適という。

また、省電力/低発熱/高性能という3つの特性は、Apple のノート型パソコン『PowerBook』シリーズにも最適で、Macintosh コミュニティでは、970FX が業務用途のユーザー向けノートパソコンに搭載するプロセッサ G5 の後継を担うのでは、と期待が高まっている。
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