最近、美術館に足を運んでいるだろうか? 美術館のなかにはスマートフォンのアプリケーションを通じてユニークな取り組みをしているところもある。海外ではニューヨークの MOMA のアプリが有名で、地図などに加えて、アプリ内のカメラで気に入った作品を撮影しておくと、アプリがそれを踏まえたルートをオススメしてくれる。

また日本でも、森美術館や国立西洋美術館など16の参加美術館では、施設内でアプリケーションを通じてチェックインすると、チェックイン番号が自動的に抽選されるスピードクジになり、当選するとカタログや展覧会チケットグッズなどがプレゼントされるそうだ。

今回、インターネットコムNTT コムリサーチは、各美術館が出す「美術館アプリ」 に関する調査を行った。

調査対象は、全国10代〜60代以上のインターネットユーザー1,082人。男女比は男性53.1%、女性46.9%。年代比は10代13.7%、20代15.2%、30代21.4%、40代17.4%、50代15.0%、60代以上17.3%。

まず全体1,082人に「美術館アプリ」について知っているか聞いたところ、「知っている」人は32人(3.0%)、「聞いたことはあるが、詳しくは知らない」人が132人(12.2%)、「知らない」人が918人(84.8%)だった。認知度はかなり低いようだ。

「美術館アプリ」を知っていると答えた32人に、どのように知ったかを聞いたところ、以下のグラフのようになった。

「美術館アプリ」、今後どこまで伸びるだろうか―「知っている」人は3%、「ダウンロードした」人は1%
どうやって美術館アプリの存在を知りましたか?(n=32)
(2014年2月28日〜3月3日/全国10代〜60代以上のインターネットユーザー1,082人)

続いて実際にアプリをダウンロードしたことがあるか聞いたところ、「ダウンロードしたことがある」人は14人(43.8%)、「したことはない」人は18人(56.3%)であった。全体1,082人でみると、約1.3%の人しかダウンロードしていない。またそのうち実際に美術館でそのアプリを使ったことがある人は8人(57.1%)に留まった。全体でみると0.7%の人のみが実際に利用していることになる。
美術館アプリを知っていますか?利用したことがありますか?(n=1,082) (2014年2月28日〜3月3日/全国10代〜60代以上のインターネットユーザー1,082人)
美術館アプリを知っていますか?利用したことがありますか?(n=1,082)
(2014年2月28日〜3月3日/全国10代〜60代以上のインターネットユーザー1,082人)

利用した端末としては、「スマートフォン」が87.5%、「タブレット型端末」が25.0%となった。また、8人に美術館での体験の変化について聞いたところ、「美術館での体験がよくなったこともある」と答えた人は6人(75.0%)で「変わらなかった」人は2人(25.0%)だった。

「美術館アプリ」の利用者はまだまだ少ないが、美術館がどのようにサービスを進化/浸透させていくのか注目したい。
(調査協力:NTT コムリサーチ)