このレポートは、インターネットコムNTTコム リサーチが携帯電話やインターネットを活用したアンケート調査を定期的に行い、その結果を発表するものである。今回は「スマホへの移行」について調査した第2回である。

調査対象は全国10代〜50代以上の携帯電話(スマートフォンを含む)ユーザー1,057人。男女比は男性57.7%、女性42.3%。年代比は10代1.5%、20代12.4%、30代23.7%、40代28.9%、50代以上33.5%。

まず、従来型の携帯電話/PHS だけを使っている317人(全体の30.0%)にスマートフォンを使いたいかどうか尋ねてみた。その結果、「スマートフォンは使わない」と答えた人が52.4%(前回56.5%)おり、37.2%(同33.6%)の「従来型の携帯電話/PHS をやめてスマートフォンへ移行したい」人よりも多かった。「スマートフォンを追加購入して従来型の携帯電話/PHS と併用したい」も10.4%(同9.9%)いた。スマートフォンより従来型の携帯電話/PHS を重視する人はまだ多いものの、前回に比べスマートフォンの使用を希望する人の割合が増えている。

続いて、携帯電話/PHS とスマートフォンを併用している128人(全体の12.1%)に併用を続けるかどうか質問したところ、「従来型の携帯電話/PHS とスマートフォンを併用する」人が73.4%と最も多かった。「従来型の携帯電話/PHS をやめてスマートフォンだけにする」人は21.9%にとどまった。

携帯電話とスマートフォンの併用を望む人が相当数いたので、その理由を調べてみた。併用を希望している人と続けたい人、合わせて127人(全体の12.0%)に理由を選んでもらった。「電話をかけるのは従来型の携帯電話/PHS の方が便利だから」(64.6%)と「通話やメール用、検索やアプリ用…などと用途によって使い分けしたいから」(50.4%)が多く、「スマートフォンを使いながら電話をかけたいから」(22.0%)、「職場から従来型の携帯電話/PHS を支給されているなど、持たざるを得ない状況だから」(11.8%)という理由の人もかなり多い。

興味深いのは、「その他」(14.2%)を選んだ人の多くが、自由回答で「併用した方が料金が安くなる」という理由を挙げたことだ。これは、キャリア各社がスマートフォンへの移行を積極的に進めるため、併用するユーザー向けの割引キャンペーンを展開している影響だろう。また、スマートフォンの高い通話料を回避するために携帯電話を使う、という意見も目立った。

スマホ単体より携帯電話と併用した方がお得!?―定期モバイル調査「スマホへの移行」(2)
Q:なぜ従来型の携帯電話/PHS とスマートフォンを併用するのですか
(2014/2/3 10代〜50代以上の携帯電話ユーザー1,057人中、併用希望/継続者127人)

今後スマートフォンの普及率がさらに高まれば、キャリアの施策も変化していくだろう。その結果、併用するユーザーが減るかもしれない。

(調査協力:NTTコム リサーチ

◆参考記事:
携帯電話に対する愛着と未練が残るモバイルユーザー―定期モバイル調査「スマホへの移行」(1)
スマホ所有率が携帯/PHS を上回り過半数に―定期調査「モバイル機器」(10)

調査協力:NTTコム リサーチ