このレポートは、インターネットコムNTT コム リサーチが携帯電話やインターネットを活用したアンケート調査を定期的に行い、その結果を発表するものである。今回は「Web サイト閲覧」について調査した第10回である。

調査対象は全国10代〜50代以上の携帯電話(スマートフォンを含む)ユーザー1,140人。男女比は男性54.4%、女性45.6%。年代比は10代3.2%、20代24.5%、30代20.2%、40代18.8%、50代以上33.4%。

まず、パソコンを所有するユーザーが Web サイト閲覧時にどのようなデバイスをメインで使っているのかを見てみよう。パソコンを所有している回答者1,105人(全体の96.9%)に「インターネットの Web サイトを見る際、主に使用しているデバイスは何ですか」と質問したところ、「パソコン」が78.3%、「携帯電話」が1.3%、「スマートフォン」が16.6%、「タブレット端末」が3.8%という結果が得られた。

前回(第9回)まで一貫してパソコンが減り、スマートフォンが増えるという傾向が続いていたが、今回はなぜかパソコンおよびスマートフォンを選ぶ人の割合がそれぞれ約1年半前の第4回の水準に戻ってしまった。この現象が一時的なものなのか、それとも状況が変化しつつあるのかを判断するには、調査を続ける必要がある。

タブレットを主要な Web サイト閲覧デバイスとして利用する人は、徐々にではあるが増えている。そこで、そうした人に理由を尋ねてみた。わずか42人(全体の3.7%)なので誤差は大きい結果であるが、「手軽だから」(73.8%)、「いつも手元にあるから」(64.3%)、「パソコンと違って起動を待つ必要がないから」(54.8%)、「携帯電話/スマートフォンより画面が大きいから(42.9%)という回答が多い。

タブレットは PC とスマホの良いとこ取り?それとも中途半端?―定期モバイル調査「Web サイト閲覧」(10)
Q:Webサイト閲覧時にタブレットをメインに使う理由を教えてください
(2014/1/23〜1/31 10代〜50代以上の携帯電話ユーザー1,140人中、
Webサイト閲覧の主要デバイスにタブレットを使っている42人)

このように、パソコンとスマートフォンのそれぞれの良さを持つタブレットであるが、逆に中途半端で不必要とみなされることもあるようで、ほかの調査では「パソコンがあれば良い」「スマートフォンがあれば良い」などの理由で過半数が「タブレットを欲しいと思わない」という結果が得られた。こうした消費者の考えが今後のタブレット普及にどういった影響を与えるか、推移をみていきたい。

(調査協力:NTTコム リサーチ

◆参考記事:
緩やかだが着実に変化する Web サイト閲覧手段―定期モバイル調査「Webサイト閲覧」(9)
減少傾向にあるが根強く残る携帯電話の愛用者―定期モバイル調査「Webサイト閲覧」(8)

調査協力:NTTコム リサーチ