インターネットを介し、不特定多数の個人から小口の支援金を集める「クラウドファンディング」をご存知だろうか。群衆を意味する「クラウド」と資金調達を意味する「ファンディング」を組み合わせてできた言葉だ。金銭的なリターンを求めない「寄付型」や、物品の購入を前提に前払いする形式の「購入型」などに分類され、幅広い分野のプロジェクトへの出資に活用されており、今後の動きが注目される。今回インターネットコムNTT コムリサーチでは「クラウドファンディング」に関する調査を行ってみた。

調査対象は、全国10代〜60代以上のインターネットユーザー1,084人。男女比は男性54.2%、女性45.8%。年代比は10代13.7%、20代15.7%、30代21.4%、40代17.3%、50代14.7%、60代以上17.3%。

まず全体に、クラウドファンディングを知っているか聞いたところ、「知っている」人は83人(7.7%)に留まる一方で、「聞いたことはあるが、詳しくは知らない」人が207人(19.1%)、「知らない」人が794人(73.2%)となった。

クラウドファンディングを「知っている」83人に、実際に利用したことがあるか聞いたところ、「出資したことがある」人は9人(10.8%)、「資金を集めたことがある」人は1人(1.2%)、「出資/資金集めのどちらもある」人は3人(3.6%)、「出資/資金集めのどちらもない」人は70人(84.3%)だった。利用したことがあるのは、全体1,084人のうち約1.2%(13人)となる。

クラウドファンディング―利用率は全体の1%だが、総額10万円以上出資した人も
クラウドファンディングを実際に利用したことはありますか?(n=83)
(2014年1月22日〜1月29日/全国10代〜60代以上のインターネットユーザー1,084人)

では多くのサービスがある中で、どのサービスの利用率が高いのだろうか。「出資したことがある」、「資金を集めたことがある」、「出資/資金集めのどちらもある」の合計13人に、どのクラウドファンディングサービスを利用したことがあるか聞いたところ、次のグラフのようになった。

次のどのクラウドファンディングサービスを利用したことがありますか(n=13) (2014年1月22日〜1月29日/全国10代〜60代以上のインターネットユーザー1,084人)  続けて、出資したことがある12人にこれまでの出資金総額を聞いたところ、以下のグラフのようになった
次のどのクラウドファンディングサービスを利用したことがありますか(n=13)
(2014年1月22日〜1月29日/全国10代〜60代以上のインターネットユーザー1,084人)

続けて、出資したことがある12人にこれまでの出資金総額を聞いたところ、以下のグラフのようになった。5,000円から5万円の幅に収まる人が多い一方で、総額10万円以上出した人もいる。

これまで総額何円ほど出資しましたか?(n=12) (2014年1月22日〜1月29日/全国10代〜60代以上のインターネットユーザー1,084人)
これまで総額何円ほど出資しましたか?(n=12)
(2014年1月22日〜1月29日/全国10代〜60代以上のインターネットユーザー1,084人)

では実際にどの程度プロジェクトは成立したのだろうか。「出資した全てのプロジェクトが成立した」人は7人、(58.3%)、「成立したプロジェクトもあれば、しなかったプロジェクトもある」人は5人(41.7%)だった。

また出資した理由を聞いたところ、「少額の費用で面白そうだった」、「これから活気づきそうなスキマ産業の企業に応援したいから」、「実現して欲しいものがあったから」、「かっこよくいえば社会貢献」など、さまざまな理由があった。

その他、これまでの利用回数や満足度、これからの利用希望率なども調査した。

(調査協力:NTT コムリサーチ