このレポートは、インターネットコムgoo リサーチが携帯電話やインターネットを活用したアンケート調査を定期的に行い、その結果を発表するものである。今回は「電子マネー」について調査した第3回である。

調査対象は全国10代〜50代以上の携帯電話ユーザー1,079人。男女比は男性41.5%、女性58.5%。年代比は10代2.5%、20代21.1%、30代38.2%、40代26.2%、50代以上12.0%。

まず、電子マネーの利用率を確認する。「あなたは電子マネーを使っていますか」という質問に対し、「使っている」人は64.3%、「使ったことがない」人は24.5%、「以前は使っていたが、今は使っていない」人は11.2%いた。これまでの調査と比べて大きな変化はない。

次に、今回は使用されている電子マネーの種類に着目しよう。電子マネーを使っている694人(全体の64.3%)に「使っている電子マネーの種類を教えてください」と質問してみた。最も多かったものは「交通系(JR:Kitaca、Suica、TOICA、ICOCA、SUGOCA)」で、51.6%と過半数が使用している。やはり、都市圏で多くの人が日々の移動に使っているからだろうか。2位以下は、「WAON」(40.9%)、「楽天 Edy」(38.9%)、「nanaco」(37.3%)、「交通系(JR以外:PASMO、PiTaPa、はやかけん、manaca など)」(27.5%)の順。交通系とスーパー系のユーザーが多く、老舗の「楽天 Edy」が健闘している。

強い交通系とスーパー系、消費税増税にともなう鉄道運賃1円刻み化は影響するか?―定期モバイル調査「電子マネー」(3)
Q:使っている電子マネーの種類を教えてください
(2013/10/25〜10/28 10代〜50代以上の携帯電話ユーザー1,079人中、電子マネー利用者694人)

なお、2014年4月に予定されている消費税増税にともない、首都圏の鉄道各社は電子マネー利用者の運賃を1円単位に変更する方向だ。この方針は以前から検討されていたものだが、国土交通省がこうした運賃改定を認可すると報道されたことから、確実性が高まった。状況によっては、運賃を電子マネーで決済した方が現金で払うより安く済む乗車区間が生じるらしく、交通系電子マネーの追い風になるかもしれない。そこで、今後は各電子マネーのシェア変動などに注目していきたい。

(調査協力:goo リサーチ

◆参考記事:
鉄道/駅/スーパー/コンビニが電子マネー普及に貢献―定期モバイル調査「電子マネー」(2)
利用者を増やすには「必要性」「使い方」の提案がカギ―定期モバイル調査「電子マネー」(1)

調査協力:goo リサーチ