このレポートは、インターネットコムgoo リサーチが携帯電話やインターネットを活用したアンケート調査を定期的に行い、その結果を発表するものである。今回は「ショッピング利用」について調査した第7回である。

調査対象は全国10代〜50代以上の携帯電話ユーザー1,093人。男女比は男性38.8%、女性61.2%。年代比は10代4.8%、20代27.1%、30代36.5%、40代22.3%、50代以上9.2%。

まず、モバイル ショッピング(携帯電話/スマートフォンでのオンライン ショッピング)の利用経験を調べてみよう。すべての回答者に対して利用したことがあるかどうか聞いたところ、利用経験者の内訳は「よく購入する」が14.0%、「ときどき購入する」が29.6%、「購入したことがある程度」が23.9%だった。一方、未経験者については「アクセスするが購入したことはない」人が18.6%、「アクセスしたことがない」人が13.9%。前回同様、経験者および未経験者の比率に大きな変化はみられない。

やはり現れないスマホ利用者増加の効果―定期モバイル調査「ショッピング利用」(7)
Q:モバイルショッピング(携帯電話/スマートフォンを利用したインターネットショッピング)を利用したことがありますか。
(第1回:2011/8/8〜8/10 10代〜50代以上の携帯電話ユーザー1,098人)
(第2回:2011/10/31〜11/4 10代〜50代以上の携帯電話ユーザー1,086人)
(第3回:2012/2/20〜2/23 10代〜50代以上の携帯電話ユーザー1,096人)
(第4回:2012/5/21〜5/24 10代〜50代以上の携帯電話ユーザー1,089人)
(第5回:2012/8/13〜8/17 10代〜50代以上の携帯電話ユーザー1,080人)
(第6回:2012/10/29〜11/1 10代〜50代以上の携帯電話ユーザー1,025人)
(第7回:2013/2/4〜2/5 10代〜50代以上の携帯電話ユーザー1,093人)

これまで急増してきたスマートフォン所有率の伸びが落ち着いたものの、従来型の携帯電話(フィーチャーフォン)より画面が広く操作に柔軟性のあるスマートフォンを使う人は確実に増えたはずである。この調査はフィーチャーフォンでの回答となることを考慮しても、モバイル ショッピングの利用状況にあまり変化がみられない理由はどこにあるのだろうか。

まず、ショッピング サイトへのアクセス手段としてスマートフォンが増えていることは間違いないようだ。ある調査によると、2011年10月に2割を切っていたスマートフォンからのアクセス比率だが、2013年1月には7割を超えた。一方、フィーチャーフォンのアクセス比率はこれに連動するように下がっている。面白いことにパソコンからのアクセスは2割程度を維持しており、フィーチャーフォンの利用者がそのままスマートフォンに移行したと思われる。

利用端末別のアクセス比率
利用端末別のアクセス比率
(出典:ロックウェーブ)

こうしたスマートフォン利用者の増加が、なぜモバイル ショッピング経験者の増加につながらないのだろうか。ここに興味深い別の調査結果がある。同調査によると、スマートフォンを使う人の4割以上が商品情報の検索/収集をスマートフォンで行っているが、実際の商品購入や見積もり依頼といった作業はパソコンでのみ行う人が多いという。つまり、モバイル端末の操作性が高まっても、利用者が新しい環境へ単純に移行するというものではないようだ。

2011年8月から同じ内容で続けてきた調査であるが、スマートフォンへの移行にともなう変化をとらえきれていなかった。そこで、次回以降は質問項目などを全面的に見直して対応したい。

(調査協力:goo リサーチ

◆参考記事:
スマホ利用者が増えても変わらぬ状況―定期モバイル調査「ショッピング利用」(6)
利用金額帯に現れた興味深い傾向―定期モバイル調査「ショッピング利用」(5)

調査協力:goo リサーチ