このレポートは、インターネットコムと goo リサーチが携帯電話やインターネットを活用したアンケート調査を定期的に行い、その結果を発表するものである。今回は「広告閲覧」について調査した第7回である。

調査対象は全国10代〜50代以上の携帯電話ユーザー1,092人。男女比は男性41.4%、女性58.6%。年代比は10代3.4%、20代20.1%、30代35.0%、40代29.7%、50代以上11.8%。

まず、モバイル広告がどの程度認識されているか調べてみよう。携帯電話/スマートフォンで Web サイトを閲覧する1,037人(全体の95.0%)に対して「検索結果や Web サイトで広告を目にしたことはありますか」と尋ねたところ、「ある」は90.9%、「ない」は9.1%。今回で7回目となる調査だが認識率は完全に頭打ちになっており、やはりこれ以上増えることはないだろう。

変化のない認識率はモバイル広告が成熟した結果―定期モバイル調査「広告閲覧」(7)
Q:検索結果やWebサイトで広告を目にしたことはありますか。
(2013/1/21〜1/24 10代〜50代以上の携帯電話ユーザー1,092人中、
携帯電話/スマートフォンで Web サイトを閲覧する1,037人)

次に、今回も広告を見たことのある943人に「表示されている広告をどう感じますか」と質問してみた。「あってもよい」は42.3%、「ないほうがよい」は57.7%で、こちらも変化は見られない。

自由回答形式で答えてもらった「あってもよい」理由は、「新しい発見がある」「興味のある/役立つものもある」「数は少ないが、良い広告もある」「面白いこともある/文字だらけなのも味気がないので」といった好意的なものが意外に多い印象だ。一方「ないほうがよい」理由は、「小さい画面にあると邪魔」「電波状況が悪いと読み込みに時間がかかる」のほか、「子どもが見るのにふさわしくない」という回答が目立った。逆に「あってもよい」理由として「子どもがみてもかまわないものならよい」という回答もあった。こうしたことから、節度ある内容の広告であれば多くの消費者が受け入れてくれる、と考えてよさそうだ。

1年半ほど調査を重ねたが全体として大きな変化はなく、認識率などの数値も安定した状態で増加や減少といった傾向は現れなかった。これは、モバイル広告が浸透し、分野として成熟した結果と思われる。

そこで、本調査は今回で終了とし、これから普及が進むであろう新たなテーマについて調べていきたい。

(調査協力:goo リサーチ)

◆参考記事:
モバイル広告の認識率は頭打ち、有用性の評価も低下気味―定期モバイル調査「広告閲覧」(6)
「○○で検索」をする人が減少―定期モバイル調査「広告閲覧」(5)

調査協力:goo リサーチ