このレポートは、インターネットコムと goo リサーチが携帯電話やインターネットを活用したアンケート調査を定期的に行い、その結果を発表するものである。今回は「映像利用」について調査した第6回である。

調査対象は全国10代〜50代以上の携帯電話ユーザー1,070人。男女比は男性42.1%、女性57.9%。年代比は10代2.1%、20代23.2%、30代35.5%、40代29.6%、50代以上9.5%。

今回も、まずモバイル動画を利用する人がどの程度いるか調べてみた。全員に対し「携帯電話/スマートフォンで動画を見ますか」と質問したところ、回答は「よく見る」が13.6%、「たまに見る」が43.5%、「見たことはある程度」が28.4%、「見たことがない」が12.7%となり、視聴経験者の合計は85.5%だった。

前回調査で視聴経験者が減ってしまったが、今回はそれ以前の割合に戻っている。やはり、サンプリング誤差による変化とみて間違いないだろう。ただし、決して増加傾向にあるとはいえず、LTE など高速モバイル通信サービスが広がりつつあるものの、モバイル動画の視聴者数は頭打ちになりつつあるようだ。

それでは、モバイル動画に対する視聴希望はどうなっているだろうか。「今後、携帯電話で動画再生を楽しみたいと思いますか」と質問したところ、「見たい」49.5%、「どちらともいえない」29.1%、「あまり見たくない」13.6%、「見る気はまったくない」7.8%という結果が得られた。この数値を第1回から今回まで並べてみると、興味深い現象が現れる。順調に増えていたと思われた視聴希望者だが、第4回をピークに減り始めているのだ。

モバイル動画の視聴希望者は減り始めているのか?―定期モバイル調査「映像利用」(6)
Q:今後、携帯電話で動画再生を楽しみたいと思いますか
(第1回:2011/9/5〜9/9 10代〜50代以上の携帯電話ユーザー1,000人)
(第2回:2011/12/2〜12/7 10代〜50代以上の携帯電話ユーザー1,001人)
(第3回:2012/3/16〜3/20 10代〜50代以上の携帯電話ユーザー1,041人)
(第4回:2012/6/18〜6/22 10代〜50代以上の携帯電話ユーザー1,029人)
(第5回:2012/9/3〜2012/9/6 10代〜50代以上の携帯電話ユーザー1,015人)
(第6回:2013/1/16〜1/18 10代〜50代以上の携帯電話ユーザー1,070人)

これが単なる調査結果の揺れなのか、それともモバイル動画に対する関心が薄まりつつある影響なのか、今回の調査内容では判断できない。次回調査では「見たい」「見たくない」それぞれの理由を自由回答形式で尋ねるなどして、状況理解につながるヒントを得たい。

(調査協力:goo リサーチ)

◆参考記事:
モバイル動画の視聴経験者は頭打ち、「YouTube」の強さが圧倒的―定期モバイル調査「映像利用」(5)
「ライブ動画配信」希望者は約25%―定期モバイル調査「映像利用」(4)

調査協力:goo リサーチ