このレポートは、インターネットコムと goo リサーチが携帯電話やインターネットを活用したアンケート調査を定期的に行い、その結果を発表するものである。今回は「ネット広告」について調査した第6回である。

調査対象は全国10代〜50代以上のインターネット ユーザー1,102人。男女比は男性53.0%、女性47.0%。年代比は10代16.4%、20代17.6%、30代20.9%、40代16.1%、50代以上29.0%。

まず、検索連動型広告はどの程度クリックされているのかを調べた。検索サイトで検索結果の右側や上部に表示されている広告リンクのクリック経験などを尋ねたところ、「ある」という回答は62.6%、「ない」という回答は25.1%だった。また「分からない」は8.7%、「広告が検索結果として表示されることを知らなかった」は3.5%。今回もクリック経験や認知度に変動は見られない。

また、検索連動型広告の認識度、購入経験などの成約率、意識といった質問に対する結果も大きな変化はなかった。今後まったく新しいタイプの広告やデバイスが登場しない限り、検索連動型広告を取り巻く環境は変わらなそうだ。

どういった広告であれば消費者が関心を抱いてくれるだろうか。そこで今回も、クリックしたくなる広告の種類を全員に複数回答方式で質問してみた。その結果、ほかの項目より「バナーや画像、Flashなど(バナー・レクタングルなど)」(45.0%)が目立って多く、「メールマガジンなどに入ったもの」(27.8%)、「紹介記事などで扱われているもの(Amazonアフィリエイトなど)」(27.6%)、「検索結果に表示される文字リンク(検索連動型広告)」(24.9%)、「Blog や記事の内容にあった広告(コンテンツ連動型広告)」(21.4%)が並ぶという、これまで同様の状況だった。

広告誘導用のポイント/懸賞は小手先の仕掛けか?―定期調査「ネット広告」(6)
ネット広告のうち、リンクをクリックしたくなるものを教えてください。
(2012/11/21〜11/23 10代〜50代以上のインターネットユーザー1,102人)

続いて、この質問で「その他」を選んだ49人(全体の4.4%)にクリックしたくなる広告を自由記述してもらった。ここでも前回と同じく「クリックしたい広告はない」「広告をクリックしようと思わない」といった意味の回答が多勢だ。ただし、前回あった「『興味を引く広告』『遊べるもの』をクリックする」という答えが影をひそめ、今回は「ポイントがもらえるもの」「無料プレゼント」「懸賞関係」という意見が出てきた。

広告に対する消費者の意識が固定化している現時点では、前回調査で挙げられた「見た目」「面白さ」や、今回のようなある種のメリットが広告効果を左右しているのかもしれない。ただし、全体からみると少ない意見であるため、誘導策が“小手先の仕掛け”で終わらないよう注意する必要があるだろう。

(調査協力:goo リサーチ)

◆参考記事:
やはり広告は「見た目」「面白さ」が大切―定期調査「ネット広告」(5)
徐々に増える検索連動型広告からの購買者―定期調査「ネット広告」(4)

調査協力:goo リサーチ