このレポートは、インターネットコムと goo リサーチが携帯電話やインターネットを活用したアンケート調査を定期的に行い、その結果を発表するものである。今回は「地デジ」について調査した第6回である。

調査対象は全国10代〜50代以上のインターネット ユーザー1,086人。男女比は男性53.0%、女性47.0%。年代比は10代16.2%、20代18.2%、30代21.5%、40代16.0%、50代以上28.1%。

まず、地上デジタル放送の視聴手段を尋ねてみた。「地デジ対応テレビ」が84.4%で最も多い。以下「地デジ対応レコーダー」(21.8%)、「ケーブル TV(CATV)」(18.5%)、「ワンセグ」(15.3%)と続く。今回の調査でも、これまでの結果と目立った相違はない。また、全体の97.4%の人が何らかの手段で地デジ放送を視聴していた。

2011年7月24日にアナログテレビ放送から地デジへの完全移行が予定されていたが、2011年3月に発生した東日本大震災の影響で宮城/福島/岩手県の移行が一時延期された。しかし、全体としての移行は順調に進んだようで、調査を重ねても結果に大きな変化が見られなくなっている。

次に、テレビ放送がアナログからデジタルに切り替わったことで視聴時間は影響を受けただろうか。地デジ放送を視聴している1,058人(全体の97.4%)に「地デジを見るようになって、テレビを見る時間は増えましたか」と質問したところ、以下のような結果が得られた。

・とても増えた:6.9%
・どちらかというと増えた:19.9%
・かわらない:62.1%
・どちらかというと減った:8.1%
・とても減った:2.9%

地デジに移行してもテレビはテレビ―定期調査「地デジ」(6)
Q:地デジを見るようになって、テレビを見る時間は増えましたか
(2012/11/5〜11/9 10代〜50代以上のインターネットユーザー1,086人中、
地デジ放送を視聴している1,058人)

この質問は第1回調査から欠かさず繰り返している。全体的な傾向は毎回同じで、デジタル化で増えた/減ったという状況にはないようだ。やはり視聴するかどうかは、視聴デバイスの種類よりも番組の内容に大きく影響されるのだろう。

地デジへの完全移行前から続けてきた調査であるが、普及率がほぼ100%となって当たり前のコンテンツとして受け入れられた。また、動画コンテンツの楽しみ方も、「YouTube」に代表されるビデオ共有サービス、「Hulu」などの有料動画配信サービス、「Apple TV」「Google TV」といったスマート TV、「NOTTV」のようなスマートフォン向け映像配信サービスへと多様化している。そこで今後はテーマを見直し、新たな映像コンテンツ視聴手段に対する意識や利用状況を調べていきたい。

(調査協力:goo リサーチ)

◆参考記事:
高画質への感動が慣れで薄れてきている?―定期調査「地デジ」(5)
購入したい地デジ対応機器の傾向に変化?―定期調査「地デジ」(4)

調査協力:goo リサーチ