このレポートは、インターネットコムgoo リサーチが携帯電話やインターネットを活用したアンケート調査を定期的に行い、その結果を発表するものである。今回は「映像利用」について調査した第5回である。

調査対象は全国10代〜50代以上の携帯電話ユーザー1,015人。男女比は男性39.7%、女性60.3%。年代比は10代3.4%、20代22.5%、30代36.3%、40代26.1%、50代以上11.7%。

今回も、まずモバイル動画を利用する人がどの程度いるか調べてみた。全員に対し「携帯電話/スマートフォンで動画を見ますか」と質問したところ、回答は「よく見る」が14.7%、「たまに見る」が41.7%、「見たことはある程度」が26.1%、「見たことがない」が15.2%となり、視聴経験者の合計は82.5%だった。

前回までは少しずつだが視聴経験者は増えていたのに対し、今回になって減ってしまった。サンプリング誤差の範囲におさまってしまうほどの変化ではあるものの、そろそろモバイル動画の視聴者数が頭打ちになりつつあるのだろうか。

次に、モバイル動画の視聴経験者837人にどのような動画を見ているか質問した。回答は「携帯電話向けサイトでストリーミング再生」(64.9%)、「自分の携帯電話で撮影した動画」(40.0%)、「携帯電話向けサイトでダウンロードした動画」(33.8%)という順番で多く、これまでの調査結果から大きな変化は見られない。

モバイル動画の視聴経験者は頭打ち、「YouTube」の強さが圧倒的―定期モバイル調査「映像利用」(5)
Q:どのような動画を再生していますか
(2012/9/3〜2012/9/6 10代〜50代以上の携帯電話ユーザー1,015人中、
モバイル動画の視聴経験者837人)

携帯電話向けサイトで動画を視聴する人は、どのような Web サイトを利用しているのだろうか。「携帯電話向けサイトでストリーミング再生」または「携帯電話向けサイトでダウンロードした動画」を選んだ673人(両回答を選んだ重複分は除外済み)に自由記述方式で尋ねたところ、「YouTube」が圧倒的に多く、残りは「ニコニコ動画」がポツポツが入る程度だった。そのほかの動画サイトの名前も挙がったものの、利用者の特別多いところは見当たらない。

このように現在は YouTube の強さが目立つが、「Hulu」のようなサービスが広がれば状況は変わるだろう。今後も設問の内容を見直しつつ継続的に調査を行っていきたい。

(調査協力:goo リサーチ

◆参考記事:
「ライブ動画配信」希望者は約25%―定期モバイル調査「映像利用」(4)
映像ユーザーは増え出したのか?―定期モバイル調査「映像利用」(3)

調査協力:goo リサーチ