無料通話/メッセージアプリケーション「LINE」で、店舗などが無料でアカウントを作成できるようになった。また店舗のアカウントが、個人のアカウントと直接メッセージのやりとりすることも可能になった。

LINE、店舗が無料でアカウント開設可能に、「LINE@」のプラン変更
LINE@のイメージ(出典:LINE)

LINE は商用のアカウントとして、レストランやカフェ向けの「LINE@」、大企業向けの「公式アカウント」という2つを用意している。前者は月額5,000円(税別、以下同じ)、後者は同800万円からという料金設定だ。

今回、LINE@ の内容が変わった。新たにアカウントを作成する店舗はまず無料の「スタンダードプラン」を導入し、必要に応じて有料の「プロモーションプラン」を申し込む。

スタンダードプランでは「友だち」になったユーザーにメッセージを一斉配信できる回数は月1回だけ。プロモーションプランでは無制限だ。ただし、どちらも友だちになれるユーザーの数は1万人まで。それ以上増やしたい場合は月額5万円からの「上位プラン」を選ぶことになる。

なお、実店舗を持たないショッピングサイトや、ニュースサイト、オンラインゲームなどは LINE@ を使えない。

LINE@ はプランの刷新に合わせて便利な機能を追加している。まず個人のアカウントとメッセージをやりとりして、予約や空席の問い合わせに対応できる「お店トーク」。それに LINE のアプリや Web サイト上に店舗のメニュー、クーポン、写真などを掲載できる「LINE お店ページ」だ。

LINE@ はスタンダードプランの申し込み受け付けを4月24日に始めたが、すでに7,000件の応募があったという。今後は Twitter や Facebook 並に店舗の LINE アカウントが増えるかもしれない。