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LinuxTutorial2005年7月1日 09:00

Carrier Grade Linux:通信業界と Linux――2

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著者:Ibrahim Haddad
海外internet.com発の記事
Carrier Grade Linux の登場

Carrier Grade Linux (CGL)は、 オープンアーキテクチャへの移行で中心的な役割を担っている。

3年ほど前、プラットフォームベンダー各社、 Linux ディストリビューションサプライヤ各社、 そしてネットワーク機器プロバイダ各社の関係者が集まり、 「Carrier Grade Linux」が高い可用性、サービス性、 およびスケーラビリティを備えた環境を実現するための要件定義に着手した。

その結果結成されたのが OSDL の CGL 作業グループだ。 この構想は、 通信事業者クラスのオープンな標準プラットフォームを使って通信サービスを実現するというビジョンを描いてスタートした。 このようなプラットフォーム/アーキテクチャにとって、 Carrier Grade の特性を持つ Linux カーネルは絶対不可欠な基盤コンポーネントだ。

CGL では、 Linux をテレコムサーバー用の独自 OS に替わる魅力的な選択肢にすることを目標に、 可用性、セキュリティ、および信頼性など、 複数の重要な分野における Linux の機能強化に重点が置かれている。

同作業グループは必要なこれらの機能を定義するため、 設立以来3つのバージョンの仕様を作成してきた。

Linux ディストリビューションのサプライヤ各社はこれに応え、 Carrier Grade Linux Requirements Definition で定義された要件に対する自分たちの Linux ベースのソフトウェアプラットフォーム製品の取り組み方法を登録する(公に明らかにする)ことで、 自分たちも今後が有望な通信関連のニーズに対応できることを実証するようになってきた。

今日の CGL 作業グループは、 プラットフォームベンダー、 Linux ディストリビューションのサプライヤ、 ネットワーク機器プロバイダ、通信事業者、 そして世界中の開発コミュニティメンバーなど、 三十数人もの関係者が集まるまでに成長した。

拡大した同作業グループは現在、 Carrier Grade Linux Requirements Definition のバージョン 3.1をリリースしている。明確で使いやすいものにするため、 同仕様は「可用性」「クラスタ」「サービス性」「パフォーマンス」「標準」 「ハードウェア」「セキュリティ」の7つのトピックで分類されるようになった。

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目次

1 通信業界と Linux (概要)
2 Carrier Grade Linux の登場
3 CGL Requirements Definition Document の作成
4 CGL Requirements Definition バージョン3.1の概要
5 まとめ


Figure 2: Scope of the CGL initiative
図2: CGL 構想の対応範囲
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