japan.internet.com
InternetStockレポート2001年3月12日 00:00

女性とベンチャーファンディング

この記事のURLhttp://japan.internet.com/isreport/20010312/9.html
著者:Paul Shread
海外internet.com発の記事
CEO が女性のインターネット企業に対するファンディングは厳しいとする 2000年の調査データが、 VentureOne から発表された。

女性が CEO を務める VC 支援のネット企業の比率は、1999年の6.37%から2000年には6.20%に、投資額も5.94%から 4.51%に減少した。

一方、女性 CEO の非インターネット企業ではこの年改善が見られたものの、割合としては、 VC 支援企業全体の 5.39%、ファンディングは4.07%と、ネット企業に比べて立ち遅れている。 全体では、女性 CEO の VC 支援企業は増えてきているが、ファンディングのシェアは下がっている。

これに対して、女性が設立者の企業はうまく行っているようだ。女性設立者の VC 支援の IT 企業比率は、1999年の 6.81%から 2000年には6.94%に増加、ベンチャーファンディングのシェアも、5.62%から6.61%に増えている。しかし、一見数字は 良いのだが、より資金調達ができ易いのは、女性設立者のスタートアップ企業で CEO が男性の場合、という落とし穴が ある。

女性がいることで確実に違いが出るのはマネジメントだ。女性がマネジメントにいる VC 支援のネット企業の比率は、 1999年に46.43%だったのが2000年には47.55%に増加し、ベンチャー資金の調達シェアも49.94%から53.23%に増加し た。また、その数も1997−1998年当時の倍以上に増えているが、これはインターネットによるところが大きい。

非インター ネット系で女性がマネジメントにいる VC 支援の企業は 35.87%で、1997−1998年比では20%−28%増加している。

男性により設立または運営されているスタートアップ企業と、女性によるそれとのベンチャーファンディングにおける ギャップを埋めるべく、ここ数年で運動が起こっている。

直近で恐らく最も意欲的なものが Springboard 2000 と称す National Women's Business Council 及び他の団体に よるプロジェクトであり、女性起業家向けに5ヵ所で地域フォーラムを開催している。これまでに、125人のプレゼンタ ーによって4億ドル以上の資金が集められた。

しかし、ギャップはまだまだ大きい。全新規事業の約38%は女性による設立だが、これらの企業が全体に占める昨年のベ ンチャーファンディングの割合は、僅か5.94%だった。

しかし、これは1995年から倍増している。インターネットや好景気がもたらした民主化のおかげで、皆にチャンスがよ り行 き渡ったということだろう。願わくば、現在の経済不況を乗り越えて、今後もこの傾向が続いてほしい。

japan.internet.comのウエブサイトの内容は全て、国際法、日本国内法の定める著作権法並びに商標法の規定によって保護されており、その知的財産権、著作権、商標の所有者はインターネットコム株式会社、インターネットコム株式会社の関連会社または第三者にあたる権利者となっています。
本サイトの全てのコンテンツ、テキスト、グラフィック、写真、表、グラフ、音声、動画などに関して、その一部または全部を、japan.internet.comの許諾なしに、変更、複製、再出版、アップロード、掲示、転送、配布、さらには、社内LAN、メーリングリストなどにおいて共有することはできません。
ただし、コンテンツの著作権又は所有権情報を変更あるいは削除せず、利用者自身の個人的かつ非商業的な利用目的に限ってのみ、本サイトのコンテンツをプリント、ダウンロードすることは認められています。

Copyright 2014 internet.com K.K. (Japan) All Rights Reserved.