米国 Bacyard Brains は2013年11月、iPhone でゴキブリを操縦可能にする学習キット「RoboRoach」を発売する。4S 以降の iPhone、第5世代 iPod touch、iPad mini および第4世代 iPad に対応。現在、同社オンラインショップで予約受付中。

iPhone でゴキブリを操縦可能にする「RoboRoach(ロボゴキブリ)」
iPhone でゴキブリを操作可能にする学習キット「RoboRoach」

RoboRoach は、学生が神経回路の仕組みを学ぶための学習キット。ゴキブリに簡単な手術を施し、触角に電極を、背中に「バックパック」と呼ばれるコントローラーを設置することで、ゴキブリをリモートコントロール可能になる。

ゴキブリの背中に「バックパック」を取り付ける様子
ゴキブリの背中に「バックパック」を取り付ける様子

ゴキブリのコントロールには、専用の iPhone アプリを使用する。アプリ画面に表示されたゴキブリの画像を右にスワイプすればゴキブリは右に、左にスワイプすればゴキブリは左に移動する仕組みだ。

アプリ画面を右にスワイプすると、ゴキブリは右に移動する
アプリ画面を右にスワイプすると、ゴキブリは右に移動する

RoboRoach でゴキブリをコントロール可能なのは、1回に付き数分間に限定されるという。ゴキブリが RoboRoach による刺激に慣れ、反応しなくなるためだ。だが、バックパックを取り外し、20分程度ゴキブリを放置しておけばゴキブリは刺激を忘れ、再度コントロール可能になるそうだ。

同社の Web サイトには次のようにある。

「RoboRoach が届いたら、指示に従ってゴキブリへの取り付けを行ってください。あなたは、これで神経インターフェイスのエキスパートへの道を歩み始めたことになります。

2日〜7日経過すると、刺激は効かなくなってきます。そうしたら、手術で取り付けた電線を取り外し、ゴキブリを引退させてあげてください」

Bacyard Brains は、RoboRoach がゴキブリを動かす仕組みは、パーキンソン病の治療に使われる技術の基礎となっているものであり、ゴキブリが苦痛を感じることはないとしている。また、学生がこのキットで神経回路の仕組みを学び、将来、パーキンソン病の新たな治療方法を生み出してくれることを期待しているとも述べている。

RoboRoach に使われる技術は、パーキンソン病治療に使われるものと同じ
RoboRoach に使われる技術は、パーキンソン病治療に使われるものと同じ

価格は99.99ドル。日本への送料が別途38ドル必要となる。ゴキブリは1匹24ドルだが、日本への配送は対応していないため、自力で捕獲するか、国内の専門店で購入する必要がある。

Robo Roach 解説ビデオ