時代は「モバイル」コンピューティングから、「ウェアラブル」コンピューティングへと向かいつつある。例えば、Google が開発中の「Google Glass」を身に付ければ、窓の外に視線を移すだけで現在の天気や気温がわかるようになる。これが実現すれば、PC のスイッチを入れて OS が起動するまで何分も待ったり、ポケットからスマートフォンを取り出してアプリを起動したり、といった操作は時代遅れのものとなるだろう。

Google Glass の実現にはもう少し時間が必要だが、現在でも特定の機能に限定すれば、ウェアラブルデバイスを体験することが可能だ。

米国 ThinkGeek は、「北がどっちかわかる」という機能に特化したウェアラブルデバイス「North Paw Directional Anklet Kit」を販売している。価格は159.99ドル。日本への送料が別途35.24ドルかかる。

北がどちらかを教えてくれるウェアラブルデバイス「North Paw Directional Anklet Kit」
北がどちらかを教えてくれるウェアラブルデバイス
「North Paw Directional Anklet Kit」

North Paw Directional Anklet Kit は、その名の通りアンクレットタイプのウェアラブルデバイス。方位磁針を内蔵した本体ユニットと、8つのバイブレーターを内蔵した足首に巻くバンドから構成されている。本体ユニットは磁北を検知し、北方向に位置しているバイブレーターを振動させ、利用者に北の方向を常に知らせる仕組みだ。

「North Paw Directional Anklet Kit」が利用者に北を知らせる仕組み
「North Paw Directional Anklet Kit」が利用者に北を知らせる仕組み

このデバイスを装着すれば、北がどちらかを調べるためにポケットからスマートフォンを取り出して、アプリを起動させる必要はない。会社の会議室にいても、キッチンにいても、トイレの中でも、散歩中でも、誰にも知られることなく、内緒でこっそりと方位を知ることができるのだ。

North Paw Directional Anklet Kit を装着すれば、 会議室でも
North Paw Directional Anklet Kit を装着すれば、
会議室でも
 
キッチンでも
キッチンでも
トイレの中でも
トイレの中でも
散歩中でも 誰にも知られず、こっそりと方位を知ることができる
散歩中でも
誰にも知られず、こっそりと方位を知ることができる

ThinkGeek によれば、North Paw Directional Anklet Kit を装着すると、数日で利用者の脳に変化が起きはじめるという。利用者はどちらが北なのかを常に意識するようになり、方位感覚が研ぎ澄まされるというのだ。

それだけではない。North Paw Directional Anklet Kit の着用を開始してしばらく経過した後に装着を中止すると、利用者は方向感覚を失うことがあるという。場合によっては、方向音痴になってしまったケースさえ報告されているとしている。

North Paw Directional Anklet Kit はこのように、実用品としてだけでなく、興味深い科学実験の道具としても利用可能なデバイスだ。

なお、同キットの組み立てには、はんだ付けなど、電子機器組み立てに関する基礎的な技術が要求される点に注意されたい。

キットの内容物 組み立てにはそれなりの技術が必要となる
キットの内容物
組み立てにはそれなりの技術が必要となる

North Paw Directional Anklet Kit