4年前、新たな高速道路建設のために、中国政府はある村の住人1,000人あまりを移転させた。だが、住民のうちの2人は移転を拒否。その結果、2人の住居は浙江省の村を走る高速道路の真ん中に取り残されることになった。英国メディア The Telegraph が伝えている。

高速道路の真ん中に取り残された家
高速道路の真ん中に取り残された家(出典:China Daily)

移転を拒否したのは、中国浙江省に住む Luo Baogen 氏とその妻。建設が進む高速道路の真ん中にある5階建て共同住宅の唯一の住人となっている。Baogen 氏は、政府が提示した補償額(米ドル換算で4万1,573ドル)が十分ではないという理由で移転を拒否した。この金額では、他の場所に新しい家を建てることはできないという。

移転を拒否した Baogen 氏(出典:China Daily)
移転を拒否した Baogen 氏出典:China Daily)

共同住宅は、Baogen 氏の居住部分を残してすでに取り壊されている。だが、居住部分には電気も水道も供給されていて生活に支障はなく、Baogen 氏は自分達の決断は間違っていなかったと語っているという。

共同住宅は Baogen 氏の居住部分を残して取り壊された(出典:China Daily)
共同住宅は Baogen 氏の居住部分を残して取り壊された出典:China Daily)

高速道路の建設は Baogen 氏の住居を迂回する形で進められており、近く開通の予定だ。