「James Dyson Award」は、学生向けの国際デザイン賞。James Dyson 財団により運営されており、次世代のデザイナー発掘を目指している。

今年 James Dyson Award にエントリーされた作品のうち、インターネットコム編集部が注目したのは、ペダルもチェーンもサドルもない自転車「FLIZ」だ。

ペダルもチェーンもサドルもない自転車「FLIZ」
ペダルもチェーンもサドルもない自転車「FLIZ」

FLIZ は、1820年頃に発明された、足で直接地面を蹴って走るタイプの自転車にヒントを得たもの。だが、自転車の黎明期とは異なり、高速移動が求められる現代人の要求を満たすため、様々な工夫がなされている。

黎明期の頃の自転車
黎明期の頃の自転車

FLIZ では、搭乗者はサドルにまたがるのではなく、フレームに取り付けられた5点式のベルトで体を固定する。これにより、搭乗者の足は体重を支えるという役割から解放され、自転車を前進させることだけに専念できるようになる。また、体をフレームに固定することで、理想的な前傾姿勢を取れるため、長時間走り続けた場合の疲労が軽減できるという。

フレームに取り付けられた黒い5点式のベルトで体を固定する
フレームに取り付けられた黒い5点式のベルトで体を固定する

FLIZ には、坂を下るときなど、地面を蹴る必要のない場面で足を休めるためのトレッドもついている。

足を休めるためのトレッド
足を休めるためのトレッド

FLIZ は、国際デザイン賞に応募しただけあり、そのデザインは非常に美しい。このデザインを見ているだけで、乗ってみたい気持ちになれる。デザインが重要であることは、FLIZ 初期のプロトタイプを見ればよくわかる。このデザインでは、恥ずかしくて乗る気にはならない。

FLIZ のプロトタイプ
FLIZ のプロトタイプ
罰ゲーム?

残念ながら、FLIZ はドイツ国内選考の段階で落選したようだ。同賞の優勝者は、11月8日に発表される。

是非、商品化して欲しい
是非、商品化して欲しい