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米国は、缶ビールやビンビールへの核爆発の影響を調査するため、核実験を実施していた―1957年の米国の実験レポート

japan.internet.com 編集部
2012年9月24日 / 16:10
 
核戦争が勃発し、核爆弾が投下されたとする。水道は止まり、飲み水はない。近所のコンビニの建物は爆風で吹き飛んでしまった。だが、コンビニの跡地には、かつてそこで販売されていた缶飲料が散らばっている。さて、これは飲んでも大丈夫なものだろうか?

1957年に米国政府が実施した実験「The Effect of Nuclear Explosions on Commercially Packaged Beverages(店頭で販売されている飲料に対する核爆発の影響)」がこの疑問に対する回答を与えてくれる。米国の公共ラジオ局 ナショナルパブリックラジオ(NPR)が同実験の詳細を伝えた。

NPR が伝えたところによると、米国政府は、缶やビンに入ったソフトドリンクやビールを爆心地付近の様々な場所に配置し、核爆弾を爆破させ、飲料に与える影響をテストしたという。同実験は、敵国からの核攻撃を受けた場合、どのように水資源を確保するかを調査する目的で実施された。

米国政府は、広島型原爆を上回る TNT 20kt と 30kt の核出力を持つ2つの核爆弾を爆発させた。この実験の結果、缶飲料はすべて無事だったという。

米国は、缶ビールやビンビールへの核爆発の影響を調査するため、核実験を実施していた―1957年の米国の実験レポート
核爆弾の爆発にさらされた缶飲料(ソフトドリンクとビール)

ビン飲料も多くが無事だった。いくつかのビンは、ビンが置かれていた棚が落下したり、爆発で飛んできた破片が当たったりして破損したが、驚くほどの多くのビンが損傷せずに残ったという。

核爆弾の爆発にさらされたソフトドリンクのビン
核爆弾の爆発にさらされたビン飲料(ソフトドリンク)

また、缶やビンなどの容器は爆発の衝撃に耐えただけでなく、容器内部の飲料を核汚染からある程度保護したという。飲料は、爆心地に近いほど汚染されていたが、汚染の程度は軽度だったとされている。

同実験レポートの著者は「飲料は、緊急時の水資源として十分飲用に耐えるもの」であったとし、「短期間の飲用であれば、身体に害はない」としている。

同レポートには、飲料の味についても言及している。爆心地から387メートルの場所に配置された飲料の飲用テストを実施した結果「十分に販売できる品質であった」が、「味には若干の変化があった」そうだ。

この実験から得られる教訓とは?

NPR の記者にこのレポートを提供した科学史家の Alex Wellerstein 氏は、万が一のために、地下室などにビールを保存しておくのはよいことだ、としている。

「次回ビールを買いに行くときには、ビールを買いだめしておくべきだ。それは単に次の『週末』を過ごすためのものではなく、『終末』を生き延びるためのものになるかもしれない」
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