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明暗をわけたレイヤ4-7スイッチと WAN アプリケーション配信市場の2009年――IDC Japan 調査

japan.internet.com 編集部
2010年7月27日 / 15:00
IT 専門調査会社の IDC Japan は2010年7月26日、国内レイヤ4-7スイッチおよび WAN アプリケーション配信市場動向を発表した。

発表によると、2009年のレイヤ4-7スイッチ市場は企業の投資抑制の影響を受け、売上が前年を下回ったのに対し、WAN アプリケーション配信市場は投資削減傾向が追い風となり、堅調に成長を持続した、という。

2009年の国内 WAN アプリケーション配信市場は、前年比12.6%増の96億3,700万円。企業での製品の認知度向上や、インテグレータの技術的習熟度の向上で、WAN アプリケーション配信製品が本格的な導入段階に移行、企業の WAN 構築におけるひとつの手法として定着してきた、と同社では分析している。

ベンダーシェアではブルーコートが首位を維持、第2位のリバーベッドもシェアを拡大した。

同社はまた、国内 WAN アプリケーション配信市場は成長を持続、2009年〜2014年の売上額の年間平均成長率(CAGR:Compound Annual Growth Rate)を3.6%と予測している。今後は、急速な成長段階から安定した成長期へと移行、徐々に成熟化が進行する、という。

一方、2009年の国内レイヤ4-7スイッチ市場規模は168億7,700万円。2008年からは11.4%の減少となった。

レイヤ4-7スイッチを利用するシステム構築需要の減退や購入単価の減少、リプレイス時期がきても既存製品を使い続ける、などの企業の投資抑制の影響を受けた。

2009年の国内レイヤー4-7スイッチ市場のベンダーシェアでは、F5 ネットワークスが40%を超える高いシェアポイントを獲得、首位を保持した。

また、ノーテルネットワークスのレイヤ4-7スイッチ部門を買収したラドウェアや、シスコシステムズ、A10 ネットワークスが、2008年からシェアポイントを増加した。

2010年の国内レイヤ4-7スイッチ市場は、システム構築に伴うレイヤ4-7スイッチの導入やリプレイス需要がいくらか改善、1.1%のプラス成長、市場規模は170億6,800万円と予測。

また、2011年以降は、再びプラス成長を続ける見込みで、2009年〜2014年の CAGR は5.4%と予測している。

レイヤ4-7スイッチに関して、IDC Japan コミュニケーションズグループ マーケット アナリストの草野賢一氏は、以下のようにコメントしている。

「サーバーの負荷を低減するという本来の役割を担うべく、仮想化サーバー環境に適したレイヤ4-7スイッチ機能の開発を進めるべきである。また、仮想化されたサーバー環境におけるメリットである、リソースの効率化利用や IT システムの迅速な展開といった効果を損なわないためにも、レイヤ4-7スイッチにおいても仮想化機能の実装と改良を進めるべきである」

国内WANアプリケーション配信市場 エンドユーザー売上額予測、2006年〜2014年 2009年までは実績値、2010年以降は予測 (出典:IDC Japan)
国内WANアプリケーション配信市場 エンドユーザー売上額予測、
2006年〜2014年
2009年までは実績値、2010年以降は予測
(出典:IDC Japan)
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