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【台湾】AUO の第3四半期利益、前年比マイナス96%の大幅減

EMS One
2008年10月24日 / 13:50
 
台湾最大のパネルメーカーの AUO(友達光電)は昨日(23日)第3四半期(7〜9月)の決算説明会を行った。それによると第3四半期の純利益は8億6,000 NT ドルで、前年同期比96.2%の大幅減となり過去6・四半期で最低の水準となっている。

一方、AUO に次ぐ台湾大手パネルメーカーの CMO(奇美電)は本日(24日)に第3四半期の決算報告を行う予定だ。アナリストは「パネル価格の大幅下落とマクロ経済の縮小による川下産業での需要減がパネルメーカーの業績悪化の主因だ。CMO の第3四半期業績も同じく楽観することは出来ない」と指摘している。

AUO の第3四半期大型パネル出荷量は2,072万枚で、前四半期から5.2%の減少、昨年同期からは6.9%の減少となった。一方、中小型サイズパネル出荷量は6,112万枚で前期比45.9%、昨年同期比50.2%の大幅成長となっている。

AUO の第3四半期連結売上高は1,040億 NT ドルとなり、前四半期から15.7%の減少となった。今年1−9月の累計売上高は3,641億 NT ドルで、税引き後純利益は482億 NT ドルである。売上高ベースで見ると、AUO は Samsung、LG ディスプレイに次ぐ世界第3位のパネルメーカーだ。

AUO 財務長の鄭偉順氏は、「中小型パネルの出荷は好調でテレビ用パネルの出荷量も予想通りだったが、全体での業績は当初予想に達しなかった」と表明している。

AUO 総経理の陳来助氏は決算説明会で、「費用と資本支出を厳格に管理するとともに、研究開発と新技術の創造を強化し、より高い付加価値製品を提供することで顧客と長期的で強固な関係を築き上げる」と指摘し、また、「今後は後工程モジュールのテレビアッセンブリー解決ソリューションを強化してテレビ関係顧客との関係強化を図る。また、LED や太陽電池技術の研究開発強化など、産業不況時にあっても長期的な競争力強化に向けた再編を行っていく」と、同社の新たな展開についても言及した。

業界関係者は第3四半期の状況について、「大手各社はこれまでに積み上がった在庫整理を進め、第3四半期の最盛期にも関わらず業績の下落に繋がった。今後数か月以内に状況が好転することは難しいだろう」と指摘している。

WitsView の統計によると、第3四半期の大型パネル出荷量は全世界で4.9%減少し1億500万枚となった。市場全体が落ち込む中、韓国企業が急激な価格戦略を採ったことによって市場価格は大幅に下落し、第3四半期の大型液晶ディスプレイ用パネル価格は第2四半期から30.6%の下落となり、同じく液晶テレビ用パネルの価格も12.4%下落した。

AUO によると、同社の第3四半期大型液晶パネルの平均単価は昨年同期の173 US ドルから137 US ドルに下落しているとしている。

記事提供:EMS One
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