E-コマース

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携帯アフィリエイトはプラスアルファ

深谷良孝
2010年1月6日 / 10:00
 
前回説明したとおり、最新の携帯電話端末やスマートフォンには、電話・ブラウザー・eメールの基本機能以外に、下記のような各種の付加機能があり、それらをネットと連動して利用することができる。(1)電話(音声)(2)カメラ(3)テレビ(4)GPS(5)FeliCa(6)加速度センサーなどの機能とアフィリエイトを連動させることで様々なビジネスモデルが創出されている。また、創出可能である。

言い方を変えれば、これら携帯の各種機能との連動により、ネットの中で閉じられて完結することの多かったネット広告が、広告媒体としても、成果となるアクション対象としてもリアルの世界へ拡張連動することが可能となった。

● 基本機能としての電話

携帯電話の基本機能である電話とアフィリエイトを組み合わせたもので、広告を見て広告主に電話をすると、広告料が課金される、Pay per call(成功通話課金)というビジネスモデルがあり、すでに実用化されている。PC でも実施できるが、PC ではショッピングカートやフォームでの申し込みがメインとなる EC サイトが多いために成果点がコンフリクトするため、なかなか普及が進んでいない。

一方、携帯電話では PC に比べて入力に制約が多い反面、クリックするだけで PHONE TO の機能により電話を掛けられるため、飲食店やや宿泊施設への誘導に向いているサービスと考えられる。特に(5)の GPS との連動により、近場の施設を紹介する場合には、予約フォームの入力より、電話で即時に利用の確認をするのが自然であるし、広告主である飲食・宿泊施設側にとっても、営業時間中に PC 画面でいちいち確認する必要もなく、通常の業務のなかで対応できるので、潜在ニーズは高いだろう。

(1)音声
専用のアプリが必要となるが、キーワードを音声認識させたり、音楽の波形を声紋認識させ、検索することもできる。その結果を検索結果連動広告にしたり、アフィリエイトリンクにすることも可能であり、実用化されている。

(2)カメラ
a.QR コード化されたアフィリエイトリンクを読み取ることで、雑誌、新聞、ポスターなどの紙媒体の成果をトラッキングできる。QR コードリーダーがカメラ付き携帯電話の標準機能となっているため、ポピュラーな手法として普及している。PC の Web ページや TV ショッピングで QR コードを表示することも増えている。面白い事例では、ビルの大型スクリーンなどのデジタルサイネージやバス、電車の車体に表示されることもある。

b.専用のアプリが必要となるが、商品画像や動画を撮影して画像検索することもできる。例えば、CD/DVD のジャケットや本の表紙などを検索し、検索結果にアフィリエイトリンクを表示させるサービスは実用化されている。

(例)写リンク http://www.shalink.com/

(3)テレビ
ワンセグテレビのデータ放送のリンク先にアフィリエイトリンクを掲載することは通常のアフィリエイト広告と全く異なることはない。

(4)アプリ
無料で提供されるゲームなどの各種アプリに広告を組み込むこともできる。またゲームのアイテムを購入するために必要なポイントの獲得手段として、アフィリエイト広告を使うのもポピュラーな手法となっている。

(5)GPS
現在位置近くの、宿泊施設や飲食施設を一覧や地図上に表示する手法はポピュラーとなってきている。話題のセカイカメラのような拡張リアリティーにホテルやレストランのエアタグを表示することも可能である。こちらは(1)カメラ+(2)GPS(+コンパス)のさらなる複合ソリュージョンとなる。また観光地などのスタンプラリーで、訪問を成果報酬の対象とするトラッキング手段にも利用可能である。

(6)FeliCa
a.電子マネー
携帯に搭載した、FeliCa 電子マネーとアフィリエイトを利用したポイントサイトを連動させることで、PC や携帯のネット上のポイントモールでポイントを貯めて、コンビニなどのリアルの店舗で利用できるようになっている。

b.WEBTO
FeliCa をリーダーライターにかざすと、URL を携帯端末に表示させる WEBTO という機能がある。ファミリーレストランや携帯ショップに FeliCa リーダーライターを設置して、リアルのアフィリエイト媒体として、デジタルコンテンツやメール会員を登録させる手法が普及している。最近話題のデジタルサイネージの画面に複数のリーダーライターを設置して、配信内容と連動させて、WEBTO 表示内容をダイナミックに配信することもできる。前記はリアルなアフィリエイト媒体としての利用方法だが、セミナー会場や不動産モデルルームなどにリーダーライターを設置して、来場確認する手段としても利用でき実用化されている。

例:http://www.valuecommerce.co.jp/press/2009/20090525.html

(7)加速度センサー
こちらは、小職が知る限りまだビジネスモデルが見当たらないが、ゲーム機では、画期的な利用方法となっている。ネットゲームにも活用されているので、どんな形になるのかまるで見当がつかないが、ネット広告やポイントに活用できる可能性があるであろう。

上記は携帯の各種付加機能による、プラスアルファのビジネスモデルのバリエーションを説明したが、ネットワーク化されているデバイスであれば、その基本機能の特徴と付加機能を使って、各種プラスアルファのビジネスモデルの創出が可能となる。例えばネット TV と TV ショッピングは一番わかりやすそうな事例だが、カーナビと ETC の組み合わせなども、宿泊・飲食・観光で有益なサービスになりそうだ。今後、あらゆる物がネットワーク化されるユビキタスな社会が実現することで、プラスアルファのビジネスモデルのバリエーションもどんどん広がって行くことを期待したい。

記事提供:バリューコマース株式会社
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