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BitTorrent、合法的なコンテンツ配信サービスの正式提供開始

Andy Patrizio
2007年10月10日 / 11:00
 
賛否両論のピアツーピア (P2P) ファイル共有技術会社 BitTorrent Inc. が、合法的なコンテンツ配信会社という地位の確立に向け、新たな動きを見せている。同社は9日、迅速かつ安価にメディアのストリーミングやコンテンツのダウンロード配布を行なえる企業向けサービスの正式提供開始を発表した。

新サービス『BitTorrent Delivery Network Accelerator (DNA)』が用いているのは、オープンソースの分散型 P2P コンテンツ共有アーキテクチャ『BitTorrent』だ。BitTorrent Inc. の社名の由来にもなっているこの技術は、BitTorrent クライアントを使用するユーザーが、コンテンツをダウンロードするのと同時に、自分の持っているコンテンツを提供するというものだ。したがって、各クライアントがコンテンツの一部を分担して配布することになる。

すなわち、ダウンロードする人が多いファイルほど、アップロード リソースも多くなるため、理論上、集合的な転送速度が上がる仕組みだ。

BitTorrent 技術はこれまで、楽曲や海賊版ソフトウェア、暗号化を解除した DVD などを違法にダウンロードするユーザーに人気があった。だがイメージの刷新に取り組みはじめた BitTorrent は昨年、コンテンツ所有者との緊密な協力関係を求め、映画やテレビ作品のオンラインレンタル サービスを開始した。このレンタルサービスに関しては、現在までに、MGM Studios、MTV Networks、Warner Bros. Home Entertainment といったコンテンツ制作会社と提携を結んでいる。

新しい DNA サービスの狙いは、企業向けサービス市場へ踏み出すことで、上記の取り組みをさらに推進することだ。

BitTorrent Inc. は自社の技術について、Akamai Technologies などのベンダーが提供するコンテンツ配信ネットワーク (CDN) に代わるものと謳っている。Akamai などの CDN は、一般的にトラフィックの多いバックボーンに配置した、多数の大規模データセンターに依存する。
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