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ニュースグループは海外情報の宝庫

佐藤 尚規
2003年6月18日 / 00:00
 
 私はもともと貿易屋だったこともあり、インターネットを始めた頃に英語のニュースグループに熱中したことがある。当時は、まだまだ海外企業のウェブサイトも少なかったし、それらを網羅的に検索できるサーチエンジンもなかった。ニュースグループは、取引を望む海外企業とすぐにコンタクトが取れる、魅力的なディレクトリに見えたのである。

 ニュースグループという呼称は、日本ではニュースという単語が「記事」を連想させるためか、新聞社や通信社が一方的に発信する情報と誤解する人も多く、一時はディスカッショングループとも表現されていた。最近になって Google でニュースグループの投稿が検索できるようになり、「グループ」を情報源として活用する人も増えつつあるように思う。

 ニュースグループというと、fj を連想する人も多いだろう。「インターネットニュースグループの世界」とサブタイトルがつけられた「fj の歩き方」という本がある。インターネットを開始した直後に購入したが、今でもたまにページをめくることがある。自著の中で、「fj の歩き方」242ページのしぐねーちゃんのイラストは秀逸である、と書いたところ、編集者からぜひ一度見てみたい、とせがまれたこともあり、何かと思い出のある一冊である。

 もっとも、fj は今も厳格に商用利用が禁止されていて、本来の目的通り、情報や意見の交換が中心である。しかし、アメリカのニュースグループの中には、商品の売り込みや提携先募集など、ビジネスに直結する投稿が許されているグループも少なくない。

 貿易の引き合い情報は、一例とすれば alt.business.import-export というグループが有名で、最近では日本の企業からの投稿も散見されるようになった。

 私の場合、オフィスでは ADSL でインターネットに接続しているが、契約しているプロバイダはニュースサーバを提供していない。よって、メーラのニュース機能を使ってドイツのアノニマス・ニュースサーバに接続して投稿を閲覧しているが、このニュースサーバ経由で投稿はできない仕組みになっている。サービス契約している人にのみニュースサーバを開放するプロバイダが一般的のようだ。メーラでニュースを読むメリットは、関心のあった投稿を「受信トレイ」にコピーするだけで、通常のメールのように投稿を取り込むことができ、投稿者にメールで「返信」するのに便利だからである。ウェブの掲示板形式のほうが使いやすい、という人は、「Google グループ」を使えばいいだろう。

 自分が契約しているプロバイダがニュースサーバを提供しているなら、基本的には掲示板の書込みのように投稿も自由にできる。しかし、グループによってはローカルルールもあり、今では死語になりつつある「ネチケット」遵守も求められるので、投稿する前に、過去ログに目を通して雰囲気をつかむ努力は必要かもしれない。

 また、英語のニュースグループに投稿すると、シグネチャに記載されたり、From に設定されたりしている「投稿者アドレス」には、大量のスパムが届く覚悟をしておいたほうがいい。アドレスを微妙に変えておいて、どのニュースグループがもっともスパムの標的にされるかを体験してみるのも面白い。 (記事提供:有限会社ピアニッシモ

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