Googleリフトウェアチームが開発した、加齢やパーキンソン病などによる手の震えを軽減させるスプーン「リフトウェア」が、国内で購入できるようになった。公式ブログによる。

「リフトウェア」は、手の揺れを止めるのではなく、センサーリング技術などで揺れを制御し、患者がもう一度、食事を楽しむことを目指した機能性スプーン。

グリップ部に内蔵されたセンサーが手のふるえを感知し、小さなコンピュータが、意図した手の動きと、それ以外の不要な震えを識別。アタッチメント部分のスタビライザーで揺れを制御し、スプーンを安定させる。

Googleのハイテクスプーン「リフトウェア」、手の震えをコントロール
手の震えで困っている人は多い

原因不明の手のふるえ(本態性振戦)や、パーキンソン病、脳梗塞などによる手の震えを持つ患者は、日本国内だけでも数百万人いるといわれている。

「リフトウェア」の国内販売は、フランスベッドが行う。価格は4万7,520円(税別)で、フランスベッド販売サイト「介護宅配便」などから購入できる。

リフトウェアの紹介ビデオ