人材派遣事業を展開する日研トータルソーシング(旧社名:日研総業)は、社名変更を記念した記者発表会を9月30日に開催。お笑いタレントのじゅんいちダビットソンさんらが登場し、働きながら夢を叶えた経験やさまざまな職業を経験するメリットなどを語った。

「R-1ぐらんぷり」優勝を支えたのは職業経験だった--老舗の人材派遣会社が“夢と仕事の両立”をアピール
左から、お笑いタレント じゅんいちダビットソンさん、
サッカー女子日本代表 有吉佐織選手、プロバスケットボーラー 五十嵐圭選手
 
日研トータルソーシングの前身「日研総業」は1981年4月に創業。以来製造業をはじめとするさまざまな分野で、派遣や請負、人材紹介などの人材ソリューションを展開している。2015年10月1日からの新社名「日研トータルソーシング」には、「良質な雇用機会を創出するアウトソーシングカンパニーとして社会に貢献する」という志が込められているそうだ。
 
ロゴマークも刷新
ロゴマークも刷新

9月30日に開かれた「日研トータルソーシング 社名変更 記者発表会〜ハケンで夢を叶えよう〜」には、じゅんいちダビットソンさんと有吉佐織選手(日テレ・ベレーザ所属)、五十嵐圭選手(三菱電機ダイヤモンドドルフィンズ名古屋所属)がゲストとして登場。会社員やアルバイトとして働いている/働いていた経験をもとに、仕事と夢を両立させることの魅力をアピールした。

お笑いタレントとして活動するじゅんいちダビットソンさんは、過去にスーパーやコールセンター、引越しセンターなどでさまざまなアルバイトを経験。ひとり芸日本一決定戦「R-1ぐらんぷり2015」で優勝したネタも、複数の職場での経験がもとになったそうだ。「もし芸人だけやっていたら、今の成功はなかった」として、仕事にも夢にも全力で取り組むことの大切さを強調していた。

 「R-1ぐらんぷり2015」の決勝ネタを会場で披露
「R-1ぐらんぷり2015」の決勝ネタを会場で披露

また有吉選手は、フットサル場で契約社員として働きながら「2015年FIFAワールドカップ カナダ大会」に出場という経歴の持ち主。現在も続けるフットサル場の仕事については、「サッカーの練習に合わせて勤務時間の融通を利かせてもらえるのが魅力」と説明。また「自分の場合は所属チームがあっせんしてくれたが、企業が仕事を紹介してくれたらとても助かると思う」と話し、人材紹介を手がける日研トータルソーシングの魅力をアピールした。

総務省が2014年に発表した「労働力調査」によると、派遣社員をはじめ、正社員という形ではない働き方を選択する人は2,000万人を突破、年々増加する傾向にあるという。9月30日には改正労働者派遣法が施行され、派遣社員の環境も変化するが、日研トータルソーシングはどのような見解をもっているのだろうか?

取材に応じた同社執行役員の澁川肇氏は、「派遣法改正により良くなるかどうかという話ではなく、いろんな働き方ができる機会を提供していくことが重要」と説明。働き手に「仕事を理由に夢をあきらめない」というメッセージを届けるとともに、同社のサービスを拡充することで、「勤務時間の融通が利く」「さまざまな職業を通して技術が身につく」といった派遣社員ならではの働き方の魅力を今後も伝えていく意向を示した。

情報提供:日研トータルソーシング