アマゾン ジャパンは、Amazonプライム会員向け映像配信サービス「プライム・ビデオ」を9月24日に開始。また、ストリーミング端末「Amazon Fire TV」シリーズの日本展開を発表した。

Amazonがプライム会員向け映像配信サービス--何千ものコンテンツを追加料金無しで
写真左から、Amazonビデオ 国際部 バイスプレジデント ティム・レスリー氏、
アマゾン ジャパン代表取締役社長 ジャスパー・チャン氏、
製品管理、事業開発、アマゾンデバイセズ バイスプレジデント ピーター・ラーセン氏

「プライム・ビデオ」は、Amazonプライム会員の特典として加えられたサービス。従来の年会費(税込3,900円)は変わらないまま、映像コンテンツをFireタブレットやiOS・Android端末、ソニーのプレイステーションや液晶テレビ「ブラビア」などで視聴できる。FireタブレットとiOS・Android端末を使用する場合は、ダウンロードしてオフライン再生することも可能。配信されるコンテンツは国内外の映画やテレビ番組、アニメ、音楽ライブなど数千点に上り、AmazonスタジオによるAmazonオリジナル作品も含まれている。

記者発表会に登壇したAmazonビデオ 国際部 バイスプレジデントのティム・レスリー氏は、「日本のユーザーには、国内の優れたコンテンツが含まれていることが大きな魅力になるだろう」と推測。全体の70%以上を占める日本発のコンテンツには、「妖怪ウォッチ」「弱虫ペダル」などのアニメやAKB48のライブといった人気コンテンツも名を連ねており、今後も各所に働きかけながらサービスを充実させていくと話した。なお2014年におけるAmazonのコンテンツへの投資額は13億ドルを超えており、2015年の投資額はそれを上回るという。

国民的な人気を誇るコンテンツも多く含まれる
国民的な人気を誇るコンテンツも多く含まれる

レスリー氏に続いて登壇した製品管理、事業開発、アマゾンデバイセズ バイスプレジデントのピーター・ラーセン氏は、小型ストリーミング端末「Amazon Fire TV」「Fire TV Stick」の日本展開を発表。同製品はHDMI端子付きテレビに接続することでHuluやYouTube、Amazonビデオなどの動画をテレビ画面で視聴でき、プライム・ビデオにも適しているという。予約販売は9月24日に開始しており、発送開始日は10月28日。

高性能ストリーミング端末とうたう「Amazon Fire TV」「Fire TV Stick」の展開も開始
“高性能ストリーミング端末”とうたう「Amazon Fire TV」「Fire TV Stick」の展開も開始